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ガソリン価格が高騰してもカーユーザーの7割以上が「ここ1年の給油頻度はほぼ変化なし」

2024.07.12

給油以外のサービス利用

ガソリンスタンドでの給油以外のサービスについて、その利用経験を聞いたところ、洗車機での洗車が51%と半数以上にのぼり、オイル交換が28%、タイヤ購入・交換が24%であった。給油頻度が高くなるとこうしたサービスの利用率に向上が見られ、例えばタイヤ購入・交換では、月1回程度の給油利用者の20%が利用経験があったことに対し、月2~3回程度の給油利用者では26%と6%ポイント上昇した(図3)。

オイル交換やタイヤ購入・交換をガソリンスタンドで行った理由は、『価格が安いから』『自宅や勤務先から近いから』が多く挙げられた。上記以外のサービスについてみると、車のコーティングとスタッフの手洗い洗車では『店員やスタッフの対応が良いから』という理由が他のサービスより高かった。対応の良さが”愛車を丁寧に扱ってくれそう”という印象に繋がり、利用意向を高めていると言えそうだ。

給油や車での外出頻度

近年、ガソリン価格が高騰しているが、ここ1年の給油頻度については「あまり変わらないと思う」と回答した人が75%であった(図4)。しかしながら、『減ったと思う』と回答した人が『増えたと思う』と回答した人を上回っており、給油頻度は減少傾向にあると言えそうだ。

その背景には車での外出の変化があり、近場の外出が減ったと思う人が18%に対して、遠距離ドライブ、旅行が減ったと思う人が37%と高く、遠出を控える様子が伺える。この結果を年代別にみると、車での外出が増えたという回答は若年層ほど多い傾向にあった。20代以下では遠距離ドライブ、旅行が『増えたと思う』と回答した人が14%と全体の3%を大きく上回り、年代によってガソリン代高騰への影響が異なるといえるだろう。

<「ガソリンスタンドの利用状況に関する調査」概要>
調査期間:2024年5月
調査方法:インターネット調査
調査対象:月2回以上自動車を運転している18~69歳の男女 4,665名
回答者属性:性、年代、居住都道府県
保有車関連情報:保有台数、運転頻度、年間走行距離、使用用途、メーカー、ボディタイプ、エンジンタイプ、新車/中古車、購入方法
調査内容:給油頻度、給油方法(1回あたりの金額、リッター数)、給油タイミング、ガソリンスタンドブランド認知、普段利用しているガソリンスタンドブランド、併用店舗数、最もよく利用する店舗の理由、それ以外の店舗の利用理由、価格差の影響、不満点、ガソリンスタンドのアプリ利用率・利用シーン、利用店舗の併設店舗の有無、ガソリンスタンドの探し方(遠出先)、給油以外サービスの利用経験・利用理由、予約の仕方、持込交換認知、普段の車のメンテナンス依頼先、カーリース・サブスクの利用とその理由、メンテナンスパンク需要度、外出頻度(現在と今後)、車の乗り換え意向、個人間カーシェアについて

出典:GfK Japan

構成/こじへい

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