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腕時計を長年使っていると、どうしてもバンドに傷みが生じてきます。しかし、腕時計本体が故障していなければ、バンドのみを交換すれば、長く使い続けられます。
また、金属製のバンドを革製のバンドに交換するなど、雰囲気を変えたいときにもバンド交換は役立つでしょう。
そこで、腕時計のバンド交換の方法についてご紹介します。バンドを交換しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
腕時計のバンド、ベルト交換は自分でできる?
腕時計のバンド交換は、メーカーや購入店に依頼しなければならないものもあれば、自分でできるものもあります。
メーカーの公式サイトや取扱説明書などを確認して、自分で交換できるバンドかどうか確認してください。
どんな調節工具が必要? 金属、革素材によって工具は変わる?
腕時計本体とバンドを繋げているパーツを「バネ棒」といいます。名前のとおり、細い棒状のパーツの内部にバネが仕込まれているパーツです。
このバネ棒を着脱するために、専用の「バネ棒外し」という工具が必要になります。使用する工具は、金属製のバンドでも革製のバンドでも同じです。
一般的なバネ棒外しは、片側がY字型、もう片側はI字型になっており、腕時計によって使い分けます。
製品によっては、バネ棒にレバーが取り付けられていて、特別な工具を使うことなくバンド交換ができるものもあります。
交換のやり方! サイズに注意して工具を選ぼう
まず、腕時計の本体とバンドを繋いでいる部分(ラグ)に穴があるかを確認します。穴があるかどうかで、バネ棒の外し方が変わってきます。
ラグに穴がある場合は、バネ棒外しのI字型の方を使います。穴にバネ棒外しを差し込むと、バンドの中にあるバネ棒の頭が下がるので、押し込まれた状態でバンドをずらしてバネ棒を外すと、本体からバンドが外れます。
外したバネ棒は新しいバンドに使います。バンドの穴にバネ棒を入れて、バネ棒の先端をラグの片側の穴に差し込みます。バネ棒のもう一方の頭をバネ棒で押さえながら、バンドをずらしてラグのもう一方の穴にバネ棒の頭をはめ込んだら完了です。
正しい位置にはまったら、カチッと音がします。バンドを軽く引っ張って、しっかり取りけられているか確認してください。
ラグに穴がない腕時計の場合は、バネ棒外しのY字型の方を使います。バネ棒外しをラグとバンドの間に差し込み、バネ棒の頭を押し下げてずらしましょう。バネ棒を外した後の手順は、基本的に穴のある腕時計と同じです。
バネ棒外しには、先端部分のサイズが細いものや太いものがあります。金属製のバンドの場合は、隙間に入れやすいように細めのバネ棒外しを使った方が作業しやすくなります。
一方で、ダイバーズウォッチなどで使われることのある太いバネ棒を外すときは、バネ棒外しのサイズが太いと作業しやすいです。
調節に使う工具はダイソーでも買える?
ダイソーでも、バンド交換で使う工具が販売されています。「工具セット(時計バンド調節用)」という名称で、ハンマー、バネ棒外し(I型、Y型)、バンド固定台がセットになっています。価格は220円です。
腕時計のバンド交換はどこに頼む?
腕時計のバンド交換は、メーカーに依頼するのはもちろん、時計専門店や家電量販店など腕時計を購入した店舗でも、ほとんどの場合受け付けてもらえます。
メーカー公式サイトの問い合わせ窓口や、購入した店舗に直接電話するなどして、修理の依頼をしましょう。
交換にかかる値段はどれくらい?
バンド交換の料金は、1000円程度でできるものから、10万円以上かかるものもあるように、製品によってかなりの幅があります。実際に依頼するときは、料金がどれくらいになるか事前に確認しましょう。
交換にかかる時間はどれくらい?
バンド交換は、メーカーに依頼する場合約7~10日が目安です。ただし、交換用部品の在庫状況や受付状況によっては、日数が延びる場合もあります。
ヨドバシカメラでも交換は可能?
ヨドバシカメラの腕時計を販売している店舗では、基本的にバンドの交換も行っています。
ビックカメラなど他の家電量販店でも、時計を販売している店舗ではバンドの交換も行っている場合があります。利用する前に、一度問い合わせてみましょう。