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なぜお金を払ってまで勉強したいのか?大人のための学び舎「勉強カフェ」が成功した理由

2024.07.12

大人になってから勉強に励むビジネスパーソンも少なくない。それは資格取得のためや新たな分野への挑戦だったり、はたまた過去の怠惰を後悔し何かを取り戻すために新たな学びに挑む人も中にはいるかもしれない。

理由は人それぞれだろうが、世のビジネスパーソンを中心に“自分だけの学び舎”として人気なのが『勉強カフェ』だ。

自習はもちろん、学びのイベントやスタッフを介した勉強仲間も紹介してくれるまさに大人の勉強部屋。巷には無料で使える図書館もあれば、ファミレスでも勉強はできるはずなのに、なぜか「お金を払って勉強する場所」が流行っている。

運営しているのは株式会社ブックマークス。現在、『勉強カフェ』を全国に33ヶ所を展開し、勉強場所としては日本最大級の規模。そんな話題のスポットを生んだのが代表取締役・山村宙史氏だ。

新卒で「サイゼリヤ」に入社し、店長経験後、脱サラして2008年に『勉強カフェ』をスタートさせた。一体なぜ、お金を払って勉強するスペースを作ったのか?そこにいかなる勝算があったのか?今回、話を聞かせていただいた。

――「勉強カフェ」を始めようと思った経緯から教えてください

「開業のきっかけとしては、サイゼリヤの店長から金融業界に転職した際に転職先の会社から、ある資格を取得するように言われ、3ヶ月の試用期間中に資格を取る必要に迫られたのが発端です」

「家で一人で勉強しようとしてもだらけてしまうし、図書館も夜遅くまで開いていない。そこでカフェや喫茶店で勉強しようとしたのですが、元々店長だったこともあり(混雑時に長居客の対応に苦慮していましたので)、「混んできたからこれ以上いると店長に悪いな・・」「俺店長にマークされてるな・・」と感じてしまい、あまり長居できなかったんですよね」

「結局、自宅でも図書館でもカフェでも勉強できないことに直面し、『社会人が勉強しやすい場所って意外と無いのでは?』と思い、ならばいっそ「自分が作ってしまおう!」と若気の至りで始めたんです」

当時から有料自習室はあったものの、どこか殺風景で厳しいルールも大きなネックだった。その実感が山村代表を突き動かしたのである。

ただ、既存の自習室や図書館よりも魅力的でなければビジネスとしては成立しないはず。『勉強カフェ』の経営にはいかなる勝算があったのか?

「正直言うと、自分と同じように『過ごしやすく気軽に勉強できる空間で、時には誰かに教わったり教えたりできるような場所を探している人が必ずいる!』という根拠の薄い自信だけでしたね笑」

「ちょうどその頃、初めての子供が生まれた直後でしたので失敗したらいきなり家族で路頭に迷うという不安はありましたが、それよりも初めての開業に前のめりになっていたように思います」

若気の至りと根拠のない自信。30歳手前の熱意と勢いそのままに起業した山村代表。すると、いきなり試練が待ち構えていた。

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