ルイ・ヴィトンのバッグやバーバリーのコート、ティファニーの宝飾品など多くの人たちを魅了するハイブランドの商品。夏のボーナスを使い、憧れの品を買った人も多いと思う。では、年代によって人気のブランドに違いはあるのだろうか。
このたびLINEリサーチでは、全国10~60代の男女を対象に、一番好きなハイブランドや、そのブランドを好きな理由について調査したので、結果をお伝えしよう。
好きなハイブランド全体1位は「ルイ・ヴィトン」!年代によって一番好きなブランドの順位に違いが
代表的なハイブランド/ラグジュアリーブランドの中から、一番好きなブランドを聞いたところ、全体の1位は「LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)」という結果に。
2位以降は「TIFFANY & Co.(ティファニー)」「BURBERRY(バーバリー)」「GUCCI(グッチ)」「DIOR(ディオール)」が続く。
「この中に好きなハイブランド/ラグジュアリーブランドはない」という回答は、10~20代で半数前後と高くなっており、年代が上がるにつれて割合が低くなる傾向にある。
人気のブランドを年代別にみると、10~20代では「DIOR」が1位になった。10代では「CHANEL(シャネル)」、20代では「LOEWE(ロエベ)」が2位にランクイン。
30代以上では、「LOUIS VUITTON」が1位となり、特に40代以上の女性で1割超と高くなっている。「BURBERRY」は年代が上がるほど割合が高くなり、特に60代男性で高め。
男女別にみると、「DIOR」「TIFFANY & Co.」は、男性よりも女性のほうがやや高い割合となっている。
「DIOR」は、特に10代女性で19%、20代女性で14%と高い。また、「CHANEL」も、10代女性で高めの割合であった。さらに女性では、「TIFFANY & Co.」の割合が、年代が上がるにつれて高くなる傾向がみられる。
女性と比べてやや男性の割合が高いのは「ROLEX(ロレックス)」。年代が上がるほど割合も高くなり、特に50~60代の男性で高めに。また、「TAG Heuer(タグ・ホイヤー)」も同じく50~60代の男性で高めであった。
一番好きなハイブランド/ラグジュアリーブランドTOP3の好きな理由
一番好きと回答したハイブランド/ラグジュアリーブランドについて、好きな理由を聞いたところ、全体1位「LOUIS VUITTON」を好きな理由のTOP3は、「年齢を問わず使える」「高級感がある」「品質がいい(素材/長く使えるなど)」で、いずれも4割弱と高めの割合となっていた。
4位は「デザインが好き」。5位は「有名・知名度がある」で、ほかのブランドと比べて高い割合となっている。品質の良さやデザイン、年齢を問わず使えるところが人気の理由となっているようだ。
全体2位「TIFFANY & Co.(ティファニー)」を好きな理由は、「デザインが好き」が5割超の高い割合で1位となった。2位以降は「持っていると気分があがる・高揚感がある」「高級感がある」「親しみやすさがある」「年齢を問わず使える」が2割台で続く。
「親しみやすさがある」は上位のブランドと比べて高い割合となっていた。また、「手に取りやすい値段」もほかのブランドと比べて高めに。デザインの良さに加え、手に取りやすい価格や親しみやすさが魅力のようだ。
全体3位「BURBERRY(バーバリー)」を好きな理由の1位は、「デザインが好き」で5割弱であった。
2位は「年齢を問わず使える」が3割超、3位以降は「品質がいい」「親しみやすさがある」「高級感がある」が続く。年齢を問わずに使えるデザインや、品質の良さが人気の理由となっているようだ。
そのほかにも、10~20代で人気の「DIOR(ディオール)」は、「持っていると気分があがる・高揚感がある」「有名・知名度がある」「有名人が使っている」の割合が高めであった。
20代で2位の「LOEWE(ロエベ)」は、「デザインが好き」「品質がいい」が高い割合となっている。
男性に人気の「ROLEX(ロレックス)」では、「高級感がある」「持っているとステータスになる」が高くなっていた。
「HERMÈS(エルメス)」は、「品質がいい」と「ブランドの価値観やストーリーが好き」が、ほかのブランドと比べて高い結果に。
年代によって好きなブランドに違いがみられる。一方で、ブランドごとに好きな理由は異なるものの、デザインや品質の良さ、年齢を問わず長く使えるといった共通点もみられた。
調査概要
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~69歳の男女
実施時期:2024年5月7日~2024年5月9日
有効回収数:5255サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある
関連情報
https://lineresearch-platform.blog.jp/archives/45011238.html
構成/Ara