東京初出店が2店、新業態が3店オープン
渋谷アクシュの1-4階は商業施設で、5階から23階はオフィスで構成されている。店舗は4フロア合計15店舗で、飲食店が1階と2階に集中している。
1階には4店。東京初出店となる沖縄・恩納村発のハワイアンカフェ&ダイナー「hale’aina HOA」、渋谷エリア初出店のスパイスカリー+クラフトビールの店「Spice Theater」、タイ料理店「チャオタイ」、コーヒースタンド「SINGLE O SHIBUYA」。2025年には、「餃子の店 おけ以」がオープン予定だ。
2階にはカフェ「アルアビス」、日本橋の老舗塩問屋「中井商店」が初出店する新業態の日本料理店「塩・酒・肴 中井商店」、東京初出店の葉山の一軒家イタリアン「Trattoria Pizzeria207」、スペイン発のカジュアルビアレストラン「Cervera JPN(セルベサ ジャパン)」」、渋谷の現代アートギャラリーNANZUKAよる新業態のバー「NANZUKA TAKEN」がある。
1階のハワイアンカフェ&ダイナー「hale’aina HOA」
1階のスパイスカリー+クラフトビールの店「Spice Theater(スパイスシアター)」
2階のスペイン発のカジュアルビアレストラン「Cervera JPN(セルベサ ジャパン)」」
「渋谷アクシュ公開空地で屋外作品を展示するギャラリーNANZUKA所属のアーティストたちの作品が店内を飾るアートバー「NANZUKA TAKEN」(2階)
10種類の塩をかけ放題!「塩・酒・肴 中井商店」
筆者が一番面白いと思い、オープンしたらぜひ行きたいと思ったのが、日本橋の老舗塩問屋「中井商店」が初出店する新業態の日本料理店「塩・酒・肴 中井商店」。「いろいろな塩が楽しめる時代になったので、ぜひ食べ比べて欲しい」というコンセプトそのままに、各テーブルやカウンターには10種類の塩が用意されている。ランチタイムでは、全メニューにゆで卵が付き、10種の塩で味わってみることができるという。
試食すると、確かにふつうの野菜スティックが塩を変えると全く違う味わいになり、無限に食べられそうになるのが面白かった。鶏天や鶏のから揚げも、ふりかける塩でいくらでも味変ができる。なんなら塩をなめているだけでも酒が進みそう。塩の面白さに目覚める予感がする店だ。
クミン塩、ハーブ塩、レモン塩、わさび塩など、10種類の塩が自由に試せる
10種類のビール飲み比べができるスペインバル「Cerveza JPN」
スペイン料理というとワインのイメージが強いが、スペインバル「Cerveza JPN」はワインやビールの輸入卸販売や飲食店経営を行うワールドリカーインポーターズの運営で、独占直輸入の世界各国から集めたクラフトビールが売り。ちなみに「Cerveza」とはスペイン語で「ビール」を意味している。10種類のビールの飲み比べができるメニューもあり、絵的にもインパクトがあり映えるので、この夏人気を呼ぶのは間違いなさそう。
イタリア産ビールを中心にした10種類をそろえた「10種類飲みくらべセット」(5,980円)。1杯250ccなので、全部飲むと大ジョッキ(700~800cc)3杯分くらいの分量
シェフこだわりのローストビーフパエリア、やグリルチキンパエリア、5種類のお肉を豪快に焼き上げたミートプラッターなど、ビールに合うスペイン料理メニューが豊富
6種類の、渋谷限定のマサラダパフが食べられる
1階のハワイアンカフェ&ダイナー「hale’aina HOA」の1号店は2019年12月、沖縄県北部、屈指のリゾートエリアである恩納村沖縄にオープン。ハワイでアイランドスタイルBBQを意味する「HIBACHI」のプレートメニューを中心に、定番のガーリックシュリンプやロコモコ、ポキ等の人気料理をラインナップしている。
2号店となる渋谷店も基本的に同じラインナップだが、注目は渋谷限定で、6種のオリジナル「マラサダパフ」を提供すること。「マラサダパフ」とは、小麦粉や卵・牛乳などの生地をカリッと揚げたてから砂糖やシナモンをまぶしたハワイのローカルフード「マラサダ」の中にクリームなどを詰めたもの。内覧会でも取材陣にすごい人気で、写真を撮る間もなく売り切れてしまったほど。
hale’aina HOA 渋谷で提供するマサラダ・パフはカスタード、アサイーミックスベリー、シークワーサーパイン、ハワイアンソルトキャラメル、黒糖マカダミアナッツクリーム、タコスの6種類
札幌発祥のカリービストロ「Spice Theater」
1階にオープンした「Spice Theater」は、「スパイスカリー」「クラフトビール」「タンドールタパス」の3つを軸としたカリービストロ。北海道札幌市で3店舗を展開していた「倉庫カリー」が発祥で、五反田でオープンするも惜しまれつつ閉店した倉庫カリーの店「Spice Theater」を、その店のファンが復活させた。
タンドールタパスをつまみながらクラフトビールが飲めるのが売り