渋谷駅前なのに、なぜかにぎわいが不足していた穴場エリアだった!
2024年7月8日、渋谷ヒカリエの裏手に開業した「渋谷アクシュ」(AHIBUYA AXSH)。その全容と、注目の飲食店を紹介する。
2024年7月8日開業の「渋谷アクシュ」(東京都渋谷区渋谷2丁目17-1)。JR、東急線、東京メトロ、京王井の頭線「渋谷駅」至近(銀座線ヒカリエ改札徒歩1分)
渋谷アクシュ全体イメージ図。左上の建物が渋谷ヒカリエ、右側が青山通り
画像提供:渋谷二丁目17地区市街地再開発組合
「渋谷アクシュ」が建設されたのは、渋谷駅から青山方面へと続く渋谷東口エリア。渋谷ヒカリエの裏手で、青山通りに面しているほう、といえばわかりやすいかもしれない。
ヒカリエの右側の路地から向かった時の外観。左の建物がヒカリエ、正面に見えるビルが渋谷アクシュ
「ヒカリエの裏手って、もともと何があったっけ?」と首をかしげる人も多いかもしれない。東横線沿線に在住の筆者も、ヒカリエはよく利用するが、その裏手エリアに足を運んだことは皆無。東急によるとこのエリアはもともと坂道の中腹にあるとともに、宮益坂・明治通り・青山通りの幹線道路に囲まれているため、周辺エリアとの円滑な回遊が妨げられていた。また、人だまりができるような空間の不足により、賑わいが欠如しているという課題があったという。
そこで高低差を解消する縦動線や隣接街区と接続するデッキを整備し、新たに人々が集い憩えるオープンスペースと商業店舗を歩行者動線上に沿って配置したという。
ちなみに渋谷アクシュの「AXSH」という名称には、青山(A)と渋谷(S)の街をつなぐ(Ⅹ:交差する)という意味と、挨拶や友好のしるしである「握手(アクシュ)」をかけているのだとか。