日本は有数のクライミング大国として知られている。
世界で活躍する日本人選手層も非常に厚く、クライミングのワールドカップや世界選手権では日本人選手が表彰台を独占することも珍しくない。
群雄割拠する日本勢の中でも、楢﨑智亜選手は実力・知名度共に一際存在感を放っている。
金メダルを嘱望された東京五輪では惜しくも4位に終わったものの、その後国際大会で着実に結果を残し、再びパリ五輪行きの切符を掴み取った。
7月16日発売のDIME9・10月号では、パリ五輪を目前に控えた楢﨑選手がパリ五輪の〝覚悟〟を語ったインタビューとクライミングで鍛えられた肉体美溢れるグラビアを掲載している。
本記事ではまだ物足りないファンへ向けて、誌面に掲載しきれなかったエピソードや秘蔵ショットを大放出しよう。
楢﨑さんはスポーツクライミングについて「こんなに面白いことはない。もっと流行ってほしい」と語る
「ヤンヤ・ガンブレットはマジですごい」東京五輪で実感した勝つ難しさ
自身が思うような結果が残せなかった要因について楢﨑選手は「一番は気持ちの面が大きかった」と語った。
「コロナで一年延期されたので、できるトレーニングは最大限やったつもりでした。でも調子が上がれば上がるほど逆に、勝てなくなったらどうしようという不安が大きくなっていきました。本番では動きが硬くなってしまってなかなか思い通りにできませんでした」(楢﨑さん)。
昨年、8月の世界選手権で3位になりパリ五輪の代表に決まった楢﨑
数々の世界大会で輝かしい成績を残してきた楢﨑選手であっても「オリンピックは特に緊張する」という。
「4年に1回なので、年齢的に次の開催までトップでいられるか分かりません。成功するかどうかでクライミング界も大きく変わるかもしれないというプレッシャーもありました」
自分がプレッシャーに潰れてしまった経験から、東京五輪の女子複合で金メダルを獲得したスロベニア代表のヤンヤ・ガンブレット選手について「ヤンヤはマジですごい」と言及した。
ヤンヤ・ガンブレット選手は、東京五輪前の2019年には、ボルダリングW杯で6戦全戦優勝という前代未聞の快挙を成し遂げている。
「彼女は僕よりもずっと優勝に期待されていて、プレッシャーも大きかったはずです。その中でしっかりと優勝した。マジですごいなあって思いました」(楢﨑さん)
楢﨑さんの美しい腹筋。撮影時には「これ、何の撮影ですか?(笑)」と照れる楢﨑さん
パリ五輪の〝覚悟〟を語ったインタビューはDIME最新号で掲載!