商用サービスロボットの世界的メーカーであるPudu Roboticsから、”ネコ型配膳ロボット“としても広く親しまれている主力製品「BellaBot」の次世代モデル「BellaBot Pro」が発表された。
「BellaBot Pro」はアメリカやヨーロッパなどではすでに販売されており、日本での販売開始時期は現在調整中とのこと。販売に先立ち、2024年7月3日、4日に神戸国際展示場で開催された「FOOD WAVE 2024 KOBE」に登場した。
同モデルは最新AIを搭載したことで、より自然で魅力的な接客を実現。PUDUロボットの特徴である“親しみやすさ”をさらに向上させたという。その主な特徴は以下のとおり。
ディスプレイ新搭載で広告・販促・マーケティングの機能も強化
ボディに新たに18.5インチのディスプレイが組み込まれ、顧客の注目を集める“動くプロモーションプラットフォーム”としても使用が可能になった。
さまざまな表情や音声、また、環境に合わせてカスタマイズ可能な外観などを持つマルチメディア広告としても、高い販促効果が期待される。
■高度なPUDU VSLAM+テクノロジーにより、マッピング作業の簡素化・時間短縮が可能に
レーザーとビジョンの融合により、マーカー不要の簡単なマッピング設定を実現。高い天井(最大30m)や広いエリア(最大20万平方m)など、多彩な環境で使用できるようになった。
また、マッピング設定に要する時間も平均で75%短縮されている。
■フロントカメラの進化で客のジェスチャーを検出
「BellaBot Pro」のフロントカメラは、手を振るなどの特定の客のジェスチャーを瞬時に検出できるため、接客時にさらに適切な応答ができる。