3. 夏バテになりやすい状況、「睡眠不足のとき」と回答した人が半数以上(51.2%)
「どんな状況の時、夏バテになりやすいか」と聞いたところ、約半数以上(51.2%)の人が「睡眠不足のとき」と回答した。次いで、42.9%の人が「日中屋外にいる時間が長いとき」、40.4%の人が「室内と屋外の寒暖差が大きいとき」と回答した。
4. 夏バテを感じる症状、「身体がだるい」という回答が約8割(75.6%)
最後に「どんな症状の時、夏バテを感じるか」と聞いたところ、約8割(75.6%)の人が「身体がだるい」時と回答した。次いで「やる気が起きない」時(48.6%)、「眠りが浅い・寝苦しい」時(43.7%)という結果が多くなった。
姫野友美氏(ひめのともみクリニック院長)コメント
■早期夏バテの原因は、6月にもかかわらず続く真夏日が引き起こす自律神経のバランスの崩れ
<6月でも真夏日がつづくと、室外と室内の温度差で自律神経のバランスが崩れてしまう>
人には「暑熱順化」といって暑さに徐々に順応していく働きがあります。しかし最近は5月でも30℃近くまで気温が上がる日が増え、6月になると“真夏日”となる日も多くなっています。
毎日の気温変化が激しかったり、このところの猛暑で室外と室内の温度差が激しくなると自律神経のバランスがくずれ、夏バテの要因となります。
さらに、自律神経の不調が続くと、体内の様々な機能に影響を及ぼすため、睡眠の質低下や食欲不振を招きます。さらに睡眠不足や栄養不足により疲労が蓄積して夏バテの負のスパイラルから抜け出せなくなります。
■早期夏バテには、早めの対策が大事。“生活習慣”と“食習慣”をバランスよくととのえて
今回の調査からも6月にすでに夏バテを感じている人が半数を超えており、本格的な夏到来の前に夏バテが広がっているようです。夏バテにならない、あるいは夏バテから早く回復するには早めの対策が大事です。
そのために大事なことは“生活習慣”と“食習慣”をバランスよくととのえていくことです。室内と屋外の温度差に注意し、室内では体を冷やし過ぎないようにエアコンの温度に気をつけましょう。生活のリズムをととのえ、睡眠を十分とり疲労を翌日に残さないことが大切です。
次に夏バテ予防のための食事法について紹介します。暑い日が続くと、のどごしの良いそうめんや冷やし中華など麺類ですますことが多くなり、炭水化物に偏りがちになります。
この季節に不足しがちなたんぱく質、ビタミン、ミネラルを意識して摂ることが大事です。夏バテ予防によいたんぱく質、ビタミン、ミネラルを効率的に摂れる食品が「豆乳」です。
■夏バテ予防に『豆乳』がおすすめな理由3選
1. 筋肉疲労や脳疲労の回復、さらに血液を増やす働きがあるたんぱく質を手軽に摂れる
豆乳をはじめとする大豆食品にはたんぱく質が豊富に含まれています。たんぱく質には、筋肉疲労や脳疲労を回復させる効果や、血液量を増やす働きにより血液循環をよくする効果があるので、夏バテ対策に欠かせない重要な栄養素です。豆乳は不足しがちな植物性たんぱく質をどこでも手軽に摂れます。
2. 夏に不足しがちな水溶性ビタミン、ミネラル、水分を一度に摂れる
夏は水溶性ビタミンであるビタミンB群やビタミンCを消費しやすく、ミネラルは汗と一緒に失われてしまいます。豆乳にはビタミンB群やカリウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれています。不足しがちな水溶性ビタミン、ミネラル、水分が一度に摂れる食品です。
3. 豚肉やうなぎと一緒に豆乳を摂って“たんぱく質の動植物バランス”をととのえよう
夏バテ対策といえば、豚肉やうなぎが浮かびます。ビタミンB1を豊富に含む豚肉やうなぎと一緒に豆乳を摂ることでたんぱく質の摂取量も増えますし、“動植物バランス”もととのい、夏バテ対策に“鬼に金棒”といえます。
監修者:姫野友美先生(ひめのともみクリニック院長)プロフィール
東京医科歯科大学医学部卒業、九州大学医学部付属病院、北九州市立小倉病院、麻生飯塚病院、愛風会さく病院、Mayo clinic Emergency Room(U.S.A) Visiting Clinician、東京都立広尾病院、東邦大学大橋病院、木原病院、(財)東京顕微鏡院付属診療所、テーオーシービル診療所、女性のための生涯医療センターViVi 勤務を経て、2005 年に、ひめのともみクリニック開設。2006 年~2021 年は、日本薬科大学漢方薬学科教授。
<調査概要>
調査名:夏バテ早期化現象に関する簡易調査について
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年6月17日(月)
調査対象者:全国の20代~60代の男女500名
調査主体:日本テトラパック株式会社リセッ豆乳プロジェクト
出典:日本テトラパック株式会社
構成/こじへい