日本全国にある魅力的な街の数々。その中で、特に多くの人が「住んでみたい」と羨望の眼差しを向ける居住場所として人気の街はいったいどこか?
ウェイブダッシュが運営する地域応援サイト「生活ガイド.com」はこのほど、「全国住みたい街ランキング2024」トップ100と地域別ベスト5を発表した。
本ランキングは、2023年4月1日~2024年3月31日の1年間で、生活ガイド.com会員15,223人が住みたい街として選んだ市区町村を集計したものになる。
全国住みたい街ランキング、1位は12年連続で「神奈川県横浜市」
全国住みたい街ランキング2024においてトップは「神奈川県横浜市」で、12年連続の1位となった。以下、2位「福岡県福岡市」、3位「北海道札幌市」、4位「大阪府大阪市」、5位「東京都世田谷区」と続いた。
今回の集計期間では5月に新型コロナウイルスがインフルエンザと同じ「5類」に引き下げられることを受け、本格的にコロナ禍が明けた年となった。これを踏まえて今回の11位以下になった市区のうち、大幅にランクアップした街とランクダウンした街の傾向に注目した。
首都圏に関しては前年と比較し、都心周辺の街への回帰が見られた。これはコロナ禍が明けたことで出社や外出が増えたものの、人手不足も相まってリモートワークが以前よりは認められるようになったことで、柔軟な働き方が可能となったからなのかもしれない。
例えば神奈川県相模原市は35位(前回54位)に、東京都八王子市・調布市は47位(それぞれ前回75位・66位)にランクアップした。一方で前回上昇した観光地や自然豊かな場所として名高い沖縄県石垣市は45位(前回11位)にランクダウンした。
北海道小樽市も91位(前回65位)に、前回は唯一の「町」でランクインした長野県軽井沢町もランク外になったように、職場へのアクセス性が悪いことがマイナスに働いたのかもしれない。
なお中京圏でも愛知県春日井市や刈谷市が10ランクアップするなど、同様の傾向があるようだ。これらは来年も注目すべき街になりそうだ。
行政区別住みたい街ランキング、横浜市の1位は中区、福岡市の1位は博多区
今回はさらに3年ぶりに上位の政令指定都市の中で、行政区の順位と割合を算出した。横浜市は複数の区に人気が分散している一方で、札幌市は中央区に、福岡市は中央区と博多区に、大阪市は天王寺区と北区、そして中央区に集中しているなど、特徴のある結果となった。
<調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査期間: 2023/4/1〜2024/3/31
調査対象:生活ガイド.com会員15,223名
属性:
出典:生活ガイド.com
構成/こじへい