■連載/綿谷さちこのクレカの強化書
ドコモのポイントプログラムの「dポイントクラブ」。その内容が「もっと簡単に」と「いつでもお得に」をコンセプトに、2024年10月3日に改定される。いったいどう変わるのか?改定後、得になるのか?ドコモユーザーである筆者のデータを基に検証してみた。
「dポイントクラブ」。
新しい「dポイントクラブ」はどう変わる?
dアカウントがあれば、誰でも無料で入会できる「dポイントクラブ」。1つ星から5つ星まで5つのランクがあり、直近3か月間のdポイント獲得数に応じてランクが判定される。
新しい「dポイントクラブ」のメリット
上記が現在の「dポイントクラブ」の内容だが、「もっと簡単に」という観点から、ランクアップする基準となる2つ星ランクのポイント数が100ポイントから50ポイントに引き下がる。これにより、これまでよりも多くのユーザーが「dポイント加盟店のポイント倍率」が1.5倍にアップする。
そして「いつでもお得に」という観点では、新たに「d払い特典」を設定。街の加盟店で「d払い」を利用することで、ポイント還元率が最大1%アップする。また「料金充当特典」も新設。ドコモの携帯料金や「ドコモ光」、「ドコモでんき」の利用料金にdポイントを充当すると、ランクに応じて最大5%の料金充当額が追加される。5つ星ランクの場合、5000ポイントを充当すると、5%分の250円が追加される。
以下が10月3日からの新しい「dポイントクラブ」の内容だ。
新しい「dポイントクラブ」の内容。
新しい「dポイントクラブ」のデメリット
新たな特典が設定される一方で、上位ランクの「dポイント加盟店のポイント倍率」が引き下げられる。5つ星ランクの2.5倍が2倍に。4つ星と3つ星ランクの2倍が1.5倍になる。
また「長期利用ありがとう特典」が2024年10月末日で終了となる。これはドコモユーザー歴と「dポイントクラブ」の会員ランクに応じて、誕生月に「d払い」のポイント還元率が最大20%までアップするというもの。この特典の終了により、長年ドコモを愛用するユーザーへのdポイントによる特典がなくなった。