マイナス金利解除を受けて預金金利が上がっている。この金利上昇で、みんなはどのように行動しているのか、東京スター銀行の実態調査の結果を紹介する。
マイナス金利解除で金利が上がってみんな実際どうしたのか?
株式会社東京スター銀行は「マイナス金利政策解除にともなう資産形成および定期預金に関する実態調査」を行った。
マイナス金利解除を受けて金利が上がったことを認識している人は65%と、過半数以上の人は金利が上がったことを認識しているようだ。
一方、実際金利が上がったことを受けて、普段使っている銀行の預金金利を確認した人は24.9%と少なかった。
さらに、下図では現在の預金金利が今どのぐらいなのか、「わからない」が35.4%と最も多く、実際の金利よりも低く予想する人も含むと85.1%にも上った。
現在(2024年7月時点)都市銀行の預金金利は、1年満期の定期預金で、三菱UFJ銀行、三井住友銀行ともに年0.025%だが、上図で予想する金利で最も多い回答は年0.0001%と実際の金利と250倍の差があった。
もし、1,000万円を年利0.0001%で預けると利息は年間税引前10円しかつかないが、年利0.025%なら年間税引前2,500円付くようになったということだ。
このように、マイナス金利解除を受けて世の中の金利が上がっていることはなんとなく認識しているが、実際に自分が預けている預金金利がどうなっているかに目を向けている人は少ないようだ。