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足立区が始めたイメージ逆転のプロモーション「ワケあり区」戦略とは?

2024.07.07

日本一足立区を知るシティプロモーション課長に聞いたおすすめスポット

足立区は今、街並みも大きく変わろうとしている。

大学や大学病院が続々と誕生しているなど、現在、千住、竹の塚、西新井・梅島、綾瀬・北綾瀬、江北、六町、花畑の7つのエリアで再開発が進められ、『100年に一度の進化』が起こっているのだ。

「江北エリアでは、“住んでるだけで自ずとこころもからだも健康になる街”をテーマにスポーツ施設ができたり、街の景色が大きく変わる予定です。足立区は人口も増えていますし、今めちゃくちゃ伸びしろがある街!これからどんどん発展していくこと間違いないんです。安心とワクワクを期待して引っ越してきて欲しいですね」

そんな足立区のおすすめスポットを栗木課長に聞いた。足立区を知り尽くし、あらゆる魅力を携えた課長が「足立区に来たらココ!」と語る、おすすめスポットとは?

「まずはキータウンの千住エリアですね。北千住駅の西口を出てすぐに『飲み横』といわれているエリアがあるのでそこは是非行ってください。小さい飲み屋さんが並んでて、昔はビジネスパーソンの癒しスポットだったんですが、最近は新しいおしゃれな個店が増え、若い女性も多くなりました」

栗木課長に矢継ぎ早におすすめスポットを教えていただき、いささか圧倒されてしまったが、千住には未だ見ぬ魅力が詰まっていそうだ。

「千住には細い路地が多く、リノベーションしたおしゃれな店も増えてますし、10年前と比べると歩いてる人の層が変わってきてると思います。ノスタルジックな宿場町の雰囲気もありながら、北千住駅前の商業施設のような新しいものもあるので女性の方も増えてるのかもしれませんね」

街自体は変わらず、街のコンテンツが変貌する生き物みたいな街・千住。栗木課長が友人を案内するとししたらどんなコースを巡るのか?

「やっぱり『飲み横』は外せないですね。あとは路地を楽しんでもらいながら、最後は荒川の河川敷を見せたいです」

――荒川の河川敷はなぜ?

「東京でこんなに広い空ってある!?と思えるような場所なんですよね。ごちゃごちゃ詰まっている街の風景を見せてから、荒川の広大な景色をドーンと見せてあげたいんです」

そして、足立区をもっと楽しむためのポイントがあるという。それは?

「千住であえて迷って欲しいんですよ。安心して迷える街だと感じてもらえますし、千住エリアはすべて川に囲まれているので、橋さえ渡らずマルイのビルを目指して戻れば帰れます笑。迷いながら、今まで知らなかった足立区の魅力を発見してほしいですね」

最後に足立区としての今後の展望を聞かせていただいた。

「今後も区民に向けてのプロモーションは引き続きやっていきますが、区外から持たれている足立区のマイナスイメージを完全に払拭するのは、そんな短期間にできるとは思っていません。区外の方を対象にした足立区のイメージ調査では現在、良いイメージを抱いてる方はわずか2割。ですが8年後の2032年、足立区制100周年の時にはそれが5割になるよう努力を続けたいと思っています」

取材協力
足立区政策経営部シティプロモーション課

文/太田ポーシャ

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