親がしてほしい夏休みの過ごし方、1位規則正しい生活、2位体を動かす遊び、3位日々の勉強を習慣づける
夏休みに週1日以上行っているお手伝いでは、1位は「食事の配膳・片付け」65.0%という結果に。2位以降は「子ども部屋の片づけ・掃除」43.0%、「植物の水やり」37.7%が続く。
どのようにお手伝いをしていたかを聞いたところ、「親がお願いした時」53.5%が最も多く、「子どもが率先して」は18.8%にとどまっている。
夏休みに勉強をした頻度は「週4~5日」が最も多く27.9%、「週6日以上」も27.7%に上った。日々の学習習慣が身についている小学生も多いようだ。
勉強する場所はダイニングやリビング周辺が多く、椅子に座って行う子どもが多いことも判明。デジタル教材やオンライン学習では、「ソファに座って」「ソファに寝転んで」など、よりリラックスした姿勢で勉強する子どもの割合が高い傾向もあるようだ。
夏休みには、学校の宿題以外の勉強をしている小学生も多いよう。学校の宿題以外に行った勉強について、小学生全体では「学校の復習・予習」40.8%が1位であった。
2位は「デジタル教材・オンライン学習」が20.2%で、パソコンやタブレット端末を活用して勉強している小学生も少なくないようであった。
「学校の宿題以外は勉強していなかった」は26.5%であることから、7割以上が宿題以外にも何らかの勉強をしていたことが読み取れる。
学年別では、小学3年生以下は「本や書籍を購入して勉強」が、小学4年生以上は「塾の宿題・復習・予習」が比較的多いことも判明。
子どもの夏休みの過ごし方について聞いたところ「規則正しい生活をしてほしい」が最多の 44.8% となった。
「日々の勉強の習慣をつけてほしい」 38.8% や「学校の宿題以外にも勉強してほしい」 31.7% といった勉強に関する内容、「宿題・課題(工作など)を計画的にやってほしい」 33.1% や「自主的に家事をお手伝いしてほしい」 29.6% など計画性や自主性に関する項目も目立つ。
また、夏休みは遅寝遅起き傾向がある一方で「早寝早起きを習慣づけてほしい」も 29.0% にのぼった。
夏休み中、6年生の約6割が小学生以下の子どもだけでの留守番を経験、不審者や火の元などの不安も
夏休み中の留守番について聞いたところ、学年が上がるにつれて小学生以下の子どもだけで留守番をすることが増えることがわかった。
小学生以下の子どもだけで留守番をすることが「よくあった」「時々あった」と回答した人の合計は、小学1年生では20.1%に対し、小学6年生では58.8%に上っている。
また、親の働き方によっても差が見られ、フルタイム共働きでは37.6%、夫婦片働きでは25.4%であった。
夏休みに小学生以下の子どもだけで留守番をする際に不安なことを聞いたところ、「不審者の訪問」46.7%が最も多く、「火の元・火事」39.6%、「寂しくないか」30.2%、等が続く。
不安なこと5位に上がった「食事や飲み物をきちんととっているか」に関連し、留守番時の子どものごはんについて聞いたところ、「子どものご飯を調理してから外出した」50.5%が最も多く、「子どもがそのまま食べられるものを買っておいた」40.1%、「子どもが電子レンジで温めたり、お湯を注いだりして食べられるものを買っておいた」33.5%が続いた。
まとめ
調査では、夏休みは遅寝遅起き傾向がある一方、子どもに「規則正しい生活をしてほしい」と考えている人が多いことがわかった。
学習やお手伝いについては、日々の習慣をつけたり、自主的に取り組んだりしてほしいと考える人も多いよう。
自宅で過ごす時間が増える夏休みだからこそ、日々の暮らしを通して習慣づくりや自主性をサポートし、子どもの成長を支え、「生きる力」を育む住まいの環境にしたいものだ。
調査概要
調査名:夏休みに関する調査
調査期間:2024年4月19日~22日
集計対象人数:480人
集計対象:小学2年生から中学1年生の子どもを持つ全国の男女
引用元調査「夏休みに関する調査(2024年)」
引用元
https://www.sekisuihouse.co.jp/company/research/20240702/
構成/Ara