ホンダ『WR-V』
エンジンルーム直列4気筒エンジンがよく見える。最近のクルマはエンジンカバーが備わっているものが多いので珍しい光景。
運転席と各種装備インパネも水平基調でシンプルにまとめられている。9インチのナビはディーラーオプション。サイドブレーキはレバー式を採用。
シートスペース床面脇にあるレバーで高さを調節する。着座位置はやや低めだがボンネットは見える。室内のカラーコーディネートが黒だけなのが残念。
ラゲージスペース高さが約570mmもあるラゲージ。ゴルフバッグは工夫すれば3バッグ収納できそう。ゲートを閉じる時、ダンパーが強いのが残念。
【 ココがポイント!】進化したコネクテッド技術で各種通信サービスも充実最新のコネクテッド技術によりスマホでクルマのエアコンをONにできたり、緊急時にオペレーターのサポートを受けられるほか、新しい地図に自動でアップデートできる。車内Wi-Fiも利用。
【 ココがポイント!】サイズの割に大人4人が快適に座れるパッケージ運転席を身長190cmクラスに合わせても、後席に同じ身長の乗員が座れる広い室内。床面もフラットで大人3人掛けも可能。後席背もたれは4:6で前倒しできるが、床面と約100mmの段差がある。
実用性、居住性、経済性で見ても『WR-V』のコスパは高い
SUBARU『クロストレック』
[運転性能]『クロストレック』の特徴のひとつが軽快な走り。2ピニオン電動パワーステアリングの採用など進化を続けている。18点
[居住性]着座位置は前席がやや低め、後席はやや高めで圧迫感が若干ある。ラゲージスペースにもう少し奥行きが欲しい。17点
[装備の充実度]デジタルマルチビューモニターや広角単眼カメラ、ステレオカメラユニットなど「アイサイト」関連装備はオプション。17点
[デザイン]SUBARUの原点のひとつであるステーションワゴンをベースにSUV化するなど、独自の世界観を打ち出している。18点
[爽快感]「SI-DRIVE」を使いながらの走りは楽しいが、水平対向エンジンゆえの燃費が気になる。今回も10lm/Lに届かず。17点
[評価点数]87点
ホンダ『WR-V』
[運転性能]1.5Lのエンジン+パドルシフト7速付き無段変速は加速して走りを楽しむレベルではないが走行安定性はレベル以上。18点
[居住性]前席、後席、ラゲージスペースのすべてが広く、余裕がある。マルチパーパス系で後席とラゲージスペースは使える。19点
[装備の充実度]先進安全機能に関しては、カメラやレーダーの数は少ないが、コネクテッドサービスは充実。ボディーカラーは5色。17点
[デザイン]幅広のスクエアなフロントマスクをはじめ、存在感のあるデザインが特徴的。最近のホンダ車の中では異色の存在。19点
[爽快感]見晴らしのよい運転席からのドライビングはワインディングよりハイウェイツーリング向き。乗り心地も悪くない。18点
[評価点数]91点
取材・文/石川真禧照 撮影/望月浩彦
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2024年5月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。