連載/ゴン川野のPC Audio Lab「Marantz新世代ストリーミングアンプ「MODEL M1」」
横幅約22cmに最新技術が結集
音楽を再生するための音源がCDからハイレゾ音源、そしてストリーミング音源へと変化したことで、再生側のコンポも進化を続けている。一体型のプリメインアンプは、デジタル接続に対応するためDAC内蔵となり、さらにストリーミングサービスにも対応するためネットワーク機能も搭載された。ノートPCやDAPとの接続を考えるとデスクトップサイズが望ましい。最近ではコンパクトなストリーマー「WiiM mini」などが注目されている。
これに対するマランツの解答が「MODEL M1」である。斬新なデザインのボディに、同社が2015年から採用しているクラスDアンプのノウハウを使い出力100W+100W(8Ω)を実現。HEOSにより、Amazon Musicなどの音楽ストリーミングサービスに対応、デジタルとアナログの入力に対応、Wi-FiとBluetoothでワイヤレス接続も可能。オンラインショップでの販売価格は15万4000円である。
大画面TVとHDMI接続すればリビングのAVシステムのコアとしても使える
ボディ表面は柔らかな素材感のラバーフィニッシュを採用。全体を覆うことでつなぎ目のない一体成型で、背面以外にはネジがないデザインだ
トップは非磁性体のステンレスのメッシュ構造を採用。高い放熱効果と開放的な空間表現を可能にしている
オランダのAxignとクラスDアンプを共同開発、デジタルフィルターはマランツが設計している
4chのクラスDアンプを内蔵して、BTL接続することで100W+100W(8Ω)、125W+125W(4Ω)を実現した
アンプの電源部は高品質なコンデンサーを搭載したスイッチング電源を内蔵
入力は従来機器用のアナログ入力、TV用のHDMI eARC、デジタル用のUSBと光端子を備え、Bluetoothにも対応している
背面にズラリと並ぶ入出力端子。スピーカー端子はバナナプラグ対応の大型のタイプだ