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看板アナからフローリストへ、前田有紀さんが「好きなことを仕事にする」ために手放して得たこと

2024.07.10

誰もが一度は「好きなことを仕事にしたい」と思ったことがあるでしょう。転職や独立を考えても、収入や安定を手放すことへの不安、年齢や自信のなさを理由に、諦めてしまった人もいるはず。そんなあなたに「進めば道は開けますよ」と語るのは、元テレビ朝日アナウンサーで現在はフローリストとして活躍する前田有紀さんです。

インタビューは前田さんが経営する表参道近くの住宅街にある生花店『NUR flower(ヌア フラワー)』で行われました。初夏の日差しが降り注ぐなか、黒のセットアップで現れた前田さん。「ちょうど今日は会場装飾の仕事があり、そういう時には花を引き立てられる黒を選びます」と、仕事の舞台裏を明かしてくれました。

前田さんはかつてテレビ朝日の看板アナウンサーとして、華やかな会場の舞台に立っていました。10年勤めた会社を32歳で辞め、全く未体験の世界に飛び込んで11年、転機とこれまで歩んできた道について紹介します。前編では、会社を辞める葛藤と修業時代について詳しく伺います。

前田有紀
株式会社SUDELEY(スードリー)代表取締役、生花店NUR flower(ヌア フラワー)』オーナー。
1981年、神奈川県出身。慶應義塾大学卒業。テレビ朝日でアナウンサーとして活躍後、2013年退社後、英国に留学。コッツウォルズ・グロスターシャー州の古城でインターンのガーデナーとして勤務後、生花店『ブリキのジョーロ』(東京都)に3年間勤務。2018年フラワーブランド『gui(グイ)』を立ち上げ、2021年に実店舗『NUR flower(ヌア フラワー)』(渋谷区神宮前)を開店。店舗運営、イベント装飾のほか、ワークショップ、『好きを仕事に研究会』を主宰。プライベートでは7歳と3歳の男児の母。
インスタグラム

好きなことを軸に仕事をして活躍する自分を見てみたい

――前田有紀さん(43歳)は、大学卒業後、数千倍とも言われる狭き門を突破してアナウンサーになりました。スポーツ、バラエティー番組、報道などで実績を積んだキャリアを手放した理由をお聞かせください。

何かきっかけがあったのではなく、他のことをやってみたいという気持ちが次第に強くなっていったからです。

社会人になってから5年間は、目の前の仕事に夢中でした。小さく目標を設定しては、それを達成することに充実感を得ていたのです。その後、仕事にも慣れ、少しずつ視野が広くなってくると、「もっと違う可能性があるのではないか」と考えるようになりました。

当時の私の仕事は、経営者、アスリート、俳優、タレントの方々のほか、好きなことを極め、成功している人にインタビューする機会がとても多かった。そういう方は、みなさん目が輝いており、自分の確固たる考えや指針がありました。

そんな方と接するうちに、いつしか私も「好きなことを仕事にする」側に立ち、好きなことを軸に仕事をして活躍する自分を見てみたいと思うようになり、それが飽和点に達し、これまでのキャリアを手放すという決断に至ったのです。

新卒で入った会社を飛び出すということですから、社会のレールから外れていくような感覚もあり不安だらけでした。

――好きなことがあっても、仕事にするとなると、自信が持てない人も多いです。

時間をかけて「本当にこれでいいのか」という確認は必要だと思っています。私は「花」に行き着くまで、料理を習ったり、ヨガ教室に通ったりしていました。いずれも楽しかったのですが、「心が動く」という実感が弱かった。

でも、花だけは接していると心がわきたつのです。それと同時に、花を触っていると、1本の花から社会全体が変わっていくようなビジョンが立ち上がることもありました。

私の場合、この感覚が趣味と仕事の違いだったと感じています。とはいえ、すぐには決めませんでした。「花を仕事にする」ことが腑に落ち、会社を辞めるまで、5年くらいの歳月を要しています。

この5年間は、いろんな選択肢を考えました。「他部署に異動したらどうなるだろう」など、自分なりに想像してみましたが、うまくいかないんです。それは、私自身がテレビ局で仕事を続ける自分についての具体的なビジョンが持てなかったからでしょうね。

決断に時間をかけたこともあり退職届を出すときは、「これから花を仕事にする」という純粋な気持ちしかありませんでした。

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