2024年6月時点で真夏日を記録するなど、今年の梅雨の気温は平年よりも高くなっており、湿度に加え暑さにも注意が必要となっている。サウナのような蒸し暑い日は大人でも堪える、まして子どもにとっては耐え難い気候といえるだろう。
そこで第一三共ヘルスケアは、例年より過酷な梅雨の時期ということで、1~2歳児を持つ子育て中の20~40代の男女を対象に、梅雨時期の子育てに関する実態調査を行ったので、調査結果と専門家が解説する親子で一緒にできるセルフケアの方法を合わせて紹介しよう。
2024年は梅雨×猛暑に注意!梅雨の時期に自身の体調の変化を感じる親は約6割、子どもへの影響は?
「あなたは、他の季節と比べて、梅雨の時期にご自身の体調の変化(機嫌の悪さ・怠さ含む)を感じることがありますか」という質問では、59.8%が「感じる」(よくある+たまにある)と回答。約6割の親が梅雨の時期に不調を感じることがあることが明らかになった。
また、体調の変化として当てはまるものは、「頭痛」が59.0%と最も多く、次いで「気分の落ち込み」と「倦怠感」が35.6%という結果に。
「自身の心身の不調がお子さまがぐずることに影響を与えていると感じたことはありますか」という質問に対しては、56.1%が「感じたことがある」(ある+たまにある)と回答し、半数以上が影響を与えてしまったことがあると感じていることが分かった。
不調のときは、いつも行っていることができなくなり、子どもに対しても普段と同じように接することができなくなるケースがある。自身のそうした状況が子どもをぐずらせてしまっている、と考える親が多いことが判明。
「梅雨の時期にお子さまがぐずることが多くなると感じるかどうか教えてください」という質問に対して、約半数が「感じる」(よく感じる+たまに感じる)と回答。梅雨の時期に子どもがぐずりやすくなると感じている親が多いことが分かった。
また、「どのような天候時にお子さまのぐずりが多いと感じるか」という質問では、「暑い日」(62.8%)が最も多く、「雨の日」(51.5%)、「寒い日」(38.0%)、「曇りの日」 (29.0%)が続く結果に。
これらの結果より、一年の中で、蒸し暑く雨の日が多い梅雨時期は、子どもにとっても過ごしにくい時期であることがわかる。
さらに、2024年の梅雨は例年よりも気温が高くなっており、“暑い梅雨”になっているため、特に今年の梅雨は子どもがぐずりやすくなる可能性が考えられる。
「あなた自身(親)の梅雨の体調への影響を緩和させる方法があれば試したいですか」という質問に対して、約7割(69.8%)が「試したい(試したい+どちらかといえば試したい)と回答。
また、「お子さまの季節や天候の変化によるぐずりを緩和させる方法があれば試したいですか」という質問では、約8割(76.0%)が「試したい」(試したい+どちらかといえば試したい)と回答した。体調への影響を緩和させる方法に関心が高いことがうかがえる。
調査概要
調査名称:梅雨時期の子育てに関する実態調査
調査委託先:株式会社ネオマーケティング
実施時期:2024年5月27日(月)~5月28日(火)
調査対象:1~2歳児を持つ子育て中の全国20~40代の男女400人
※図の構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が必ずしも100%にならない場合がある。
梅雨の時期に子どものぐずりが多いのは気のせいではない!“子育てアドバイザー”高祖常子氏による解説
雨の日やじめじめとした気候が多い梅雨時期は、子どもにとって「居心地が悪い」「落ち着かない」といった感情を引き起こし、ぐずることが多くなる傾向にあります。おむつによる蒸れやかぶれも生じやすいため、肌を清潔に保つことも心がけましょう。
梅雨時期は子どもにとってストレスがかかりやすい状況にあるため、心身の変化には注意が必要です。
■子どもは親の機嫌や態度に敏感。梅雨こそ親自身の気分転換が大切
子どもは親の機嫌や態度に非常に敏感です。しかし、梅雨は大人も体調や気分が優れないと感じることが多く、子育てをする上では非常に大変な時期です。
そのような時だからこそ、親自身も自分を大切にする時間を作り、心のゆとりを保つことを意識してみてください。
■親子で行う梅雨を快適に過ごすためのセルフケア
梅雨は暑さや湿気などの環境変化が多く、イライラしたりストレスがかかると自律神経が乱れ、親も子どもも心身に不調を覚えやすくなります。そのような際は、自律神経を整え気持ちをリラックスさせることが重要です。
リラックスさせる方法は様々ありますが、子どもに対しては好きな音楽をかけたり窓の外を見ながら語り掛ける、優しくなでながらマッサージをするなどして、ゆったりとした時間を作ることも効果的です。
また、子どもへのマッサージは摩擦で肌に負担がかからないようオイルやミルクの使用もおすすめです。
親も自身の好きな香りのクリームを使うなども良いでしょう。このように、親子で一緒にできるセルフケアを積極的に取り入れることが、梅雨の快適な時間を過ごすことにつながります。
関連情報
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構成/Ara