毎月の固定費として、できるだけ安く抑えたい住まいの家賃。では全国の主要都市において、賃貸マンション・アパートの募集家賃相場は、ここ一年でどのような推移を見せているのだろうか?
不動産情報サービスのアットホームはこのほど、「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向(2024年5月)」を発表した。
本調査は、アットホームの不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された、居住用賃貸マンション・アパートの募集家賃動向について、アットホームラボに調査・分析を委託し、アットホームが公表するものだ。
全体概況
マンションの平均募集家賃は、東京23区・東京都下・神奈川県・埼玉県・札幌市・仙台市・名古屋市・大阪市・福岡市の9エリアが2カ月連続して全面積帯で前年同月を上回った。
マンションは、ファミリー向きが7カ月連続して全13エリアで前年同月を上回る。中でも、神奈川県・埼玉県・千葉県・札幌市・仙台市・名古屋市・大阪市・福岡市の8エリアは2015年1月以降最高値を更新した。
アパートも、ファミリー向きが全13エリアで前年同月を上回る。中でも、東京23区・札幌市・大阪市の3エリアは2015年1月以降最高値を更新した。