幸せホルモン、セロトニンの分泌を促し、脳疲労を防いでくれる意識的呼吸。1日の隙間時間に、呼吸を大事にするヨガやストレッチを取り入れれば、酸素が身体の隅々まで行き渡り、疲れもリリースできる。そんな呼吸生活の習慣化につながるルーティンのヒントを、山下あきこ医師が伝授!
7:00
朝の身体を目覚めさせる「クレイドル」ポーズ
仰向けの姿勢で両膝を胸に近づけ、両脇で抱える別名「ゆりかご」ポーズ。お腹の膨らみや凹み、股関節や腰回りの筋肉が緩んでいくのを感じつつ、スローな基本の呼吸を繰り返す。左右にゆらゆらと動かすことで、身体も徐々に目覚める。
〈Dr.AKIKO’s POINT〉いきなり起き上がって準備をするのではなく、呼吸に合わせたポーズでひと息入れると、朝から焦りを感じず、落ち着いた気持ちで一日を始められます。
8:30
通勤タイム、電車の中の「ドローイン」で戦闘態勢完了!
胸を張って背筋を伸ばし、丹田(おへその少し下の部分)に意識を向けて基本の呼吸を続ける。慣れてきたら、これ以上しぼまないというところまで息を吐き切る積極的な呼吸法=ドローインにも挑戦。呼吸に意識を向けることで満員電車のイライラも解消できる。
〈Dr.AKIKO’s POINT〉ドローインによって脳の前頭葉が活性化し、集中力や記憶力、やる気もアップ。揺れる車内でバランスを保とうとすることで、体幹も強化されます。
13:00
ランチ後、眠気が襲ってきたら「体側伸ばし」でリフレッシュ
両手を真上に上げて右手で左の手首をつかみ、息を吸いながら右上に伸ばして左の体側をストレッチ。この状態でゆっくり深く5呼吸を行なったら腕を中央に戻し、ハーッと息を吐いて両手を解放。同様に反対側も行なう。目線を天井に向けると、さらに伸びが深まる。
〈Dr.AKIKO’s POINT〉座骨を立てて椅子を押すようにしっかり座ります。腕をグーッと引っ張ると、背中から伸びる感覚がわかるはず。長めの呼吸を意識すると、頭もスッキリ!
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