疲れをためないポジティブ脳を作る「思考改善」樺沢流3大習慣
Morning|朝散歩
気持ちを安定させる「セロトニン」分泌に最も効果的
太陽の光を浴び、姿勢良く歩くことでセロトニンの分泌が活性化。脳疲労しやすい前頭葉を鍛えるトレーニングにもなる。起床後1時間以内がベストだが、通勤時間を利用したり、晴天の日のみ、週2〜3回でも効果はあるそう。猫背になり、集中力も途切れがちになる〝歩きスマホ〟はセロトニンの分泌力も下げるため厳禁!
【POINT】
・起床後1時間以内に15分
・早足でリズム良く颯爽と
・考え事をせず歩きに集中
Afternoon|脱・完璧主義
60点で良しとする心持ちが大切。「いい加減」を目指そう
何事にもマジメで、完璧を目指す人ほど脳疲労がたまりやすい。いい意味でテキトーでいいという割り切りも大事。60~70点でOKという心づもりで様々な仕事を片づけていけば、悩まず落ち込まず処理も早く、他人の2~3倍早く仕事ができる。いい意味での〝テキトー力〟はメンタルを安定させ、ネガティブ改善に効果あり!
【POINT】
・がんばりすぎをやめる
・職場の人間関係はスルー
・完璧主義、べき思考をやめる
Night|ポジティブ3行日記
たった3行の箇条書きでOK!楽しかったことだけを書く
入眠前に一日を振り返り、楽しかったことを3つ書いていく。「ランチがおいしかった」「スーパーでポイントが2倍もらえた」のような小さな幸せを短文でつづるだけでOK。寝る直前に考えたことは記憶に残るので、いい気分で眠りにつくと、脳の中に楽しいことが毎日蓄積され、ポジティブ思考が強化されていく。
【POINT】
・寝る直前に書く
・ネガティブなことは書かない
・必ず3つ書く
取材・文/安藤政弘 イラスト/上田よう