健康のために若い頃と同じ運動量をキープ
ウソ ×
自律神経の機能が低下した分、運動負荷を軽くしたほうがよい
健康を保つため、若い頃と同じように筋トレやジョギングに勤しむ。一見、健康的に思えるが……。
「年齢とともに自律神経の機能は低下していきます。筋肉は鍛えられますが、自律神経は鍛えられない。根性論は通用しないのです」
そのため、若い頃はこなせた運動メニューも、10年、20年後には大きな負担となる可能性も。
「健康のためにと運動しても、自律神経を損なっては意味がない。週7回の運動習慣を週3回にするなど、若い頃よりは運動負荷を軽くすることをおすすめします」
エナジードリンクを飲んでもうひとがんばり
ウソ ×
一時的に眠気は覚めるが、疲労は取れない
残業続きで集中力も切れ気味。エナジードリンクに手が伸びるところだが、疲労回復対策としてはNG。
「エナジードリンクを飲んで体力が回復したような気持ちになるのは、眠気を覚ますため大量のカフェインが入っているからです。一時的に眠気は覚めますが、成分に疲労回復効果はないので、飲んだからといって疲れは取れません。目を覚ますなら、濃い目の紅茶やコーヒーを飲むのと変わりません」
気合いを入れるためにピンポイントで飲むならともかく、連続使用はくれぐれも控えておきたい。
週末はリフレッシュのために早朝からゴルフ!
ウソ ×
特に夏場は危険!命取りになることも……
運動やリフレッシュのために週末にゴルフ場へと向かうビジネスパーソンも多いだろうが、このありふれた習慣が命の危機を招くことも。
「平日夜まで働き、早朝3~4時に起きて、睡眠不足の状態で郊外のゴルフ場まで運転した後、運動するわけですから、自律神経は相当疲弊します。事実、週末のゴルフ場は突然死も多いのです」
特に危ないのが、日に日に暑さを増すこれからのシーズンだ。
「暑さも相まって、余計に負担は増します。夏場は特に突然死の割合が増えるので、ご注意を」
取材・文/藤村はるな イラスト/泰間敬視
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