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無口な人の心理や特徴とは? 無口な人と上手に付き合うためのポイント

2024.07.07

職場やプライベートで、無口な人とどう接したらいいのか悩んだことはありませんか? 会話が続かなくて困ったという人もいるでしょう。実は、無口なのには、さまざまな理由があります。今回は、無口な人の特徴や心理を詳しく解説します。無口な人と上手に付き合うためのポイントも紹介します。

無口な人とのコミュニケーションの難しさ

無口な人と、どう接したらいいか悩んだ人もいると思います。無口な人とのコミュニケーションはどうして難しく感じるのでしょうか?

無口な人は、口数が少なかったり、積極的に話をしようとしなかったりする傾向があります。自分から話題を提供することも少なく、相手が話しかけても「そうですね」「はい」という短い返事や、曖昧な反応で終わってしまうことも。すると、会話が続かないと感じて、相手は話す意欲を失ってしまうこともあります。

私たちは、何を考えているのか分からない人には警戒心を抱くものです。無口な人はあまり自己開示をしないため、「何を考えているのか分からなくて怖い」「愛想がない」というように、印象が悪くなってしまう傾向も。すると、無口な人は疎外感を抱いてますます関係性が難しくなっていきます。

無口な人と上手に付き合っていくためにも、無口な人の特徴や心理を理解するところから始めていきましょう。

無口な人の心理や特徴

無口な理由は人によってさまざまです。まずは、主な心理や特徴を見ていきましょう。

(1)グループでの会話について行けない

無口な人の中には、グループでの会話が苦手だったり、自分に注目が集まるのが苦手という人もいます。会話の内容をよく理解して話そうとしていたら、次の話題に進んでしまって、話す機会を失ってしまったというケースもあるでしょう。あまり趣味がなくて、話題についていけないケースも考えられます。

(2)うまく言葉が出てこない

会話に苦手意識があり、話し掛けてもらっても、どう反応すればいいのかうまく言葉が出てこないタイプの人もいます。緊張から表情がなくなり、不愛想になってしまうケースもあり、周りから誤解をされやすいところがあります。

(3)自分が受け入れてもらえるか不安

無口な人の中には、自分に自信がなく、自分が受け入れられるかどうか不安を抱えている人もいます。「こんなことを言ったら変だと思われるかな」「嫌われてしまうかもしれない」と不安になり、話すことを避けようとする人もいます。

(4)自分を知られたくない

過去のトラウマやコンプレックスなどから、打ち解けていない人には自分を知られたくないと思っている人もいます。例えば、恋愛がうまくいかない時に、「付き合っている人はいるの?」と聞かれたくないとか、趣味がないことがバレたくないから、「休日何してるの?」と聞かれたくないなど。その話題に触れたくないので、そもそも会話に消極的になってしまうというケースもあります。

(5)会話に必要性を感じていない

仕事の場合は、自分のやるべきことをやっていれば、最低限の会話だけでいいと考えている人もいます。このような人は、合理的に考える一面があります。また、何事も自己完結するタイプの人は、そもそも自分が思っていることを周りに伝える必要性があると感じていないことも多いです。

無口な人と上手に付き合うポイント

そんな無口な人とどのように付き合っていけばいいのでしょうか。上手に付き合うポイントを紹介します。

(1)少人数または1対1で話すようにする

グループでの会話が苦手なタイプの無口な人は、人数が増えれば増えるほど、口数が減っていく傾向があります。少人数もしくは1対1でゆっくり話すようにするといいかもしれません。無口な人が何か話そうとしていたら、そこから話題を広げてみたり、相手のペースに合わせて会話するようにしてみましょう。

(2)好意的に接する

自分に自信がなく、会話に苦手意識があるタイプの無口な人は、相手が自分に好意的かどうかにとても敏感です。少しでも、好意的ではない雰囲気を察すると、口数が減って表情がなくなってしまうことも。無口な人に興味を持ち、共感を示したりすることで、安心感を抱いてもらうことができれば、少しずつ心を開いてくれるでしょう。

(3)個人情報に踏み込みすぎない

過去のトラウマやコンプレックスなどから、自分を知られたくないと思っている無口な人は、個人情報に踏み込んでしまうと口を閉ざしてしまう傾向があります。「甘いものと塩辛いもの、どっちが好きですか?」など、ちょっとした雑談程度にしておくといいかもしれません。「私の趣味は…」と自分の情報開示をするのはOKです。焦らずに、時間をかけて少しずつ関係を作っていくのが良いでしょう。

(4)無理に話をさせようとしない

会話の必要性を感じていないタイプの無口な人や、口数が少ないことをコンプレックスに思っている人に無理に話をさせようとすると、関係が難しくなってしまうことも。相手を変えようとすると、自分を否定されたと受け取られてしまうこともあります。多少の沈黙があっても気にしないようにして、こういう人なんだと受け入れていくといいかもしれません。

こういう人だと理解して時間をかけて関わろう

無口な人にもさまざまな心理があることを紹介しました。会話の必要性を感じていない人もいますが、話したい気持ちはあってもうまく言葉が出てこない人もいます。それぞれの心理や特徴を知って、相手のペースに合わせて接してみましょう。無理に会話を続けようと思わず、時間をかけて関わろうと思ってみてください。

文/高見 綾
心理カウンセラー|“質上げ女子”のお悩み相談。カウンセラー養成コースで豊富な臨床経験を積み、心の世界で学んだことを現実に活かすアプローチに高い評価をいただく。相談数3千超。著書は『ゆずらない力』(すばる舎)。

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