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ランチで「定食」を食べる人に元気な人が多い理由

2024.07.03

連日の暑さで疲れが溜まる時期かと思います。疲れた時は「甘い物」、栄養ドリンクでもうひと頑張り、缶コーヒーや炭酸飲料で一服、無料の大盛りライスをがっつり…なんて思い当たる節はありませんか? 実は、これらも慢性疲労の要因なんだそうです。しかも、疲れやすい人は太りやすく、老化も早く、大病も患いやすい…。疲労を放置すれば、寿命まで縮まるとか!

東京・銀座のど真ん中にクリニックを構え、糖尿病やアンチエイジングの名医として日々患者に接する牧田先生。近年では著書累計200万部超を誇るベストセラー医師として、たびたびTVにも登場しています。超多忙であるにもかかわらず、若々しく、活気に満ち、スリムで肌つやもあり、とても73歳とは思えませんが、なぜなのでしょうか?

本記事では牧田先生の最新刊「疲れない体をつくる最高の食事術」から一部を抜粋し、牧田先生のように疲れ知らずの体を手に入れるヒントを解説していきます!

丼ものより定食!早食いをしない

「なにを食べるか」によって、体に取り入れる栄養分が変わってくるのは当然のことです。さらに、疲労回復や健康維持には、それらを「どう食べるか」も非常に重要です。

 食事の習慣としてまず大事なのは、ゆっくり「よく嚙む」ことです。

 食事内容は同じであっても、落ち着いた気分で食べれば心身の安らぎを得られます。それによって副交感神経が優位になり、リラックスできます。幸せホルモンであるセロトニンも放出されます。

 そしてなにより、時間をかけることで血糖値の乱高下を防ぎます

 たとえば、茶碗1膳の米飯には、約50グラムの糖質が含まれます。この茶碗1膳の米飯を、早く食べればそれだけ一気に血糖値が上がります。

 急激に上がった血糖値は、急激に下がってさまざまな不快症状をもたらし、慢性疲労を呼びます。

 でも、ゆっくり食べれば、血糖値の上がり方が緩やかになります。

 加えて、時間をかけてよく嚙むことには、さまざまなメリットがあります。

 そもそも、顎を動かす「嚙む」という行為は、唾液を分泌させることはもちろん、胃腸の作動スイッチを入れてくれます。

 脳の血流も良くなり、視床下部にも刺激を与えます。

 つまり、嚙めばそれだけ消化も良くなり、脳細胞の働きも活発になります。よく嚙む食事こそ、体も心も疲れ知らずにするための基本動作とも言えるのです。

 また、嚙めば嚙むほど、脳に「食べているよ」というシグナルが届き、ほどほどの量で満腹感が得られます。

 早食いしていると、シグナルが届かないうちにたくさんの量を食べてしまい、満腹を求めてさらに食べる量を重ね、肥満に繫がります。

 1章でも述べたように、太る食生活は、疲れる食生活とイコールです。

 ただ、長年の習慣で身についた癖はなかなか抜けません。そこで、意識的に嚙む回数を増やし、時間をかけましょう。

 できれば、一口20回嚙むとか、食べ始めて30分は食事を終えないようにするとか、具体的な数値を決めて測ってみましょう。

 一口ごとに箸を置くというのもいいでしょう。

 ランチで外食するときは、丼ものではなく定食を選びましょう。どこかで購入するなら、簡単につまめるおにぎりやサンドイッチよりも、食べるのに時間がかかりそうな弁当を選びましょう。

 忙しい状況にあると、つい、「さっさとかきこんで、おしまい」という食事スタイルになりがちです。

 しかし、そこで食べているものが自分の体をつくっているのだということを忘れず、気がせいているときほど「ゆっくり」を心掛けてください。

☆ ☆ ☆

いかがだったでしょうか?

牧田先生によれば身も心も若々しくいられる秘訣は、「すべて日々の食事にある」そうです。医学的、生化学的に正しい知識を身につけ、できることから少しずつ実践するだけで、牧田先生のように疲れ知らずの体を手に入れることができ、しかも太らず、老けずに、病気を遠ざけることができます。

名医が実践する「医学的に正しい食事術」が詰まった一冊「疲れない体をつくる最高の食事術」をぜひ書店でチェックしてみてください。

『疲れない体をつくる最高の食事術』
著者/牧田善二
発行所/株式会社小学館
Amazonで購入する
楽天ブックスで購入する

牧田善二(まきた・ぜんじ)
AGE牧田クリニック院長・医学博士
糖尿病・合併症治療・アンチエイジング専門医1951年、北海道生まれ。北海道大学医学部卒業。地域医療に従事した後、ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などで、糖尿病合併症の原因として注目されるAGEの研究を約5年間行う。血中AGEの測定法を世界で初めて開発し、『The New England Journal of Medicine』『Science』『THE LANCET』などのトップジャーナルに論文を発表する。
北海道大学医学部講師、久留米大学医学部教授を経て、2003年から糖尿病をはじめとする生活習慣病、肥満治療のための「AGE牧田クリニック」を東京・銀座で開業。延べ20万人以上の患者を診ている。
著書に、シリーズ90万部超の『医者が教える食事術 最強の教科書』、10万部超の『糖質中毒 痩せられない本当の理由』ほか多数。著書累計は200万部を超える。
AGE牧田クリニック

構成/DIME編集部

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