連日の暑さで疲れが溜まる時期かと思います。疲れた時は「甘い物」、栄養ドリンクでもうひと頑張り、缶コーヒーや炭酸飲料で一服、無料の大盛りライスをがっつり…なんて思い当たる節はありませんか? 実は、これらも慢性疲労の要因なんだそうです。しかも、疲れやすい人は太りやすく、老化も早く、大病も患いやすい…。疲労を放置すれば、寿命まで縮まるとか!
東京・銀座のど真ん中にクリニックを構え、糖尿病やアンチエイジングの名医として日々患者に接する牧田先生。近年では著書累計200万部超を誇るベストセラー医師として、たびたびTVにも登場しています。超多忙であるにもかかわらず、若々しく、活気に満ち、スリムで肌つやもあり、とても73歳とは思えませんが、なぜなのでしょうか?
本記事では牧田先生の最新刊「疲れない体をつくる最高の食事術」から一部を抜粋し、牧田先生のように疲れ知らずの体を手に入れるヒントを解説していきます!
疲れ知らずの体を手に入れる10の鉄則〈鉄則10〉「超加工食品」は徹底的に減らす
健康意識の高いみなさんなら、加工食品はあまり食べないほうがいいということは理解しているでしょう。
加工食品には、保存料や着色料など、さまざまな添加物が使われており、その安全性はほとんど証明されていません。それどころか、発がん性が疑われるものも多々あります。
加工食品の中でも、とくに加工度合いが高いものを「超加工食品」と呼び、その危険性が指摘されています。
パリ13大学では、2009年から10万人以上を追跡調査した結果、超加工食品の摂取が多い人ほどがんに罹りやすいことを突き止めたと発表しています。
では、超加工食品とはどんなものでしょうか。おそらく、多くの人が「そんなものはたいして食べていないはずだ」と高をくくっていることでしょう。
超加工食品の代表的なものが、カップ麺などのインスタント食品、ポテトチップスなどのスナック菓子です。
大量生産された市販のドーナツ、菓子パン、冷凍ピザ、チキンナゲット、ミートボールなども立派な超加工食品です。
こうした食べ物は、食品会社の工場でつくられた工業製品でもあります。工場のラインをあちこち移動しながら、そのたびにさまざまな加工が重ねられていきます。加工が重ねられるたびに、おかしな食べ物になっていくのです。
ただし、これも先に述べたように、今の時代、コンビニやスーパーの棚は超加工食品だらけで、それらをまったく食べずに暮らしていくのは、現代人にとって困難な一面もあります。
ですから、「食べるな」とは言いません。しかし、自分が口にしているものがなんなのかについて、チェックぐらいはしましょう。そして、それが超加工食品であることに気づいたら、その量を徹底的に減らす方向へと食習慣を見直していきましょう。
そうした意識的な過ごし方こそが、みなさんを本質的に健康にし、慢性疲労から遠ざけていきます。
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いかがだったでしょうか?
牧田先生によれば身も心も若々しくいられる秘訣は、「すべて日々の食事にある」そうです。医学的、生化学的に正しい知識を身につけ、できることから少しずつ実践するだけで、牧田先生のように疲れ知らずの体を手に入れることができ、しかも太らず、老けずに、病気を遠ざけることができます。
名医が実践する「医学的に正しい食事術」が詰まった一冊「疲れない体をつくる最高の食事術」をぜひ書店でチェックしてみてください。
「疲れない体をつくる最高の食事術」
著者/牧田善二
発行/小学館
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牧田善二(まきた・ぜんじ)
AGE牧田クリニック院長・医学博士
糖尿病・合併症治療・アンチエイジング専門医1951年、北海道生まれ。北海道大学医学部卒業。地域医療に従事した後、ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などで、糖尿病合併症の原因として注目されるAGEの研究を約5年間行う。
血中AGEの測定法を世界で初めて開発し、『The New England Journal of Medicine』『Science』『THE LANCET』などのトップジャーナルに論文を発表する。
北海道大学医学部講師、久留米大学医学部教授を経て、2003年から糖尿病をはじめとする生活習慣病、肥満治療のための「AGE牧田クリニック」を東京・銀座で開業。延べ20万人以上の患者を診ている。
著書に、シリーズ90万部超の『医者が教える食事術 最強の教科書』、10万部超の『糖質中毒 痩せられない本当の理由』ほか多数。著書累計は200万部を超える。
AGE牧田クリニック
構成/DIME編集部