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腎臓病の原因に!?たんぱく質をプロテインで補うことのリスク

2024.07.06

連日の暑さで疲れが溜まる時期かと思います。疲れた時は「甘い物」、栄養ドリンクでもうひと頑張り、缶コーヒーや炭酸飲料で一服、無料の大盛りライスをがっつり…なんて思い当たる節はありませんか? 実は、これらも慢性疲労の要因なんだそうです。しかも、疲れやすい人は太りやすく、老化も早く、大病も患いやすい…。疲労を放置すれば、寿命まで縮まるとか!

東京・銀座のど真ん中にクリニックを構え、糖尿病やアンチエイジングの名医として日々患者に接する牧田先生。近年では著書累計200万部超を誇るベストセラー医師として、たびたびTVにも登場しています。超多忙であるにもかかわらず、若々しく、活気に満ち、スリムで肌つやもあり、とても73歳とは思えませんが、なぜなのでしょうか?

本記事では牧田先生の最新刊「疲れない体をつくる最高の食事術」から一部を抜粋し、牧田先生のように疲れ知らずの体を手に入れるヒントを解説していきます!

疲れ知らずの体を手に入れる10の鉄則〈鉄則8〉「タンパク質」はプロテインで補わない

 では、タンパク質はどうでしょう。脂質同様、タンパク質も積極的に摂ったほうがいいのでしょうか。

 たとえば、私たちが肉や豆腐を食べると、そのタンパク質は分解されてアミノ酸となり、体内で再びタンパク質がつくられます。

 そのことから、多くの人が「たくさんタンパク質を摂れば、アミノ酸が増えて筋肉の原料となるし、不足したら内臓など全身のタンパク質が足りなくなる」と考えるようです。でも、それは本当なのでしょうか。

 結論から言うと、その考えは捨てるべきです。タンパク質摂取に関しては、「今のままで大丈夫」です。

「ステーキなら300グラム食べる」という人であっても、「タンパク質は豆腐や納豆が中心」という人であっても、そのままで大丈夫。

 つまり、みなさんが普段の食事から摂るタンパク質(一日約60グラム)で充分だということです。

 それ以上に摂ろうとしたり、ましてや粉末や液体のプロテインで補ったりする必要は皆無です。むしろ、それをやってはいけません。なぜなら、私たちの体には、「アミノ酸プール」という優れたシステムがあるからです。

 アミノ酸プールは、その名の通り、アミノ酸をプール(ストック)しておけるシステムです。そのアミノ酸は再利用できるため、そもそも不足することはありません。

 こうして、もともとアミノ酸プールが整っている上に、食事からもタンパク質を摂っているのだから、アミノ酸は余ってしまうぐらいの状況にあります。

■腎臓病の原因になると指摘

 そこにプロテインを摂れば、大量のアミノ酸が生成され、行き場がなくなります。行き場がなくなった大量のアミノ酸は、ほとんどが尿から排泄されます。

 その役割を担っているのが腎臓です。

 2章で述べたように、腎臓は、老廃物や毒素を処理することで手一杯なのに、そこにわざわざ余計な仕事を増やしてしまうのが、プロテインの摂取なのです。

 毎日の食事で肉や魚、大豆食品などタンパク質を摂るのはいいことです。炭水化物と違って、タンパク質は血糖値を上げないので、むしろ大いに食べてOKです。

 ただし、プロテイン製品のような高濃度のタンパク質を摂ると、腎臓を悪くして腎臓病の原因になることが、約50年前から医学の研究では指摘されています。

 みなさんの中にも、プロテインは健康に良いと教えられた人がいることでしょう。そして、「運動して筋肉を使ったり、疲れたりしたら飲んだほうがいい」と考え、実践している人もいるでしょう。

 でも、もうやめましょう。

 もちろん、プロテインをすすめる人たちに、まったく悪気はないはずです。医者ですら、健康のためにプロテインをせっせと摂取している人もいるくらいです。

 しかし、そうした医者は腎臓について専門外で、素人と同じくらいの知識しか持っていません。

 みなさんは、医者よりも賢くなって、自分の体を守ってください。

☆ ☆ ☆

いかがだったでしょうか?

牧田先生によれば身も心も若々しくいられる秘訣は、「すべて日々の食事にある」そうです。医学的、生化学的に正しい知識を身につけ、できることから少しずつ実践するだけで、牧田先生のように疲れ知らずの体を手に入れることができ、しかも太らず、老けずに、病気を遠ざけることができます。

名医が実践する「医学的に正しい食事術」が詰まった一冊「疲れない体をつくる最高の食事術」をぜひ書店でチェックしてみてください。

「疲れない体をつくる最高の食事術」
著者/牧田善二
発行/小学館
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牧田善二(まきた・ぜんじ)
AGE牧田クリニック院長・医学博士
糖尿病・合併症治療・アンチエイジング専門医1951年、北海道生まれ。北海道大学医学部卒業。地域医療に従事した後、ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などで、糖尿病合併症の原因として注目されるAGEの研究を約5年間行う。
血中AGEの測定法を世界で初めて開発し、『The New England Journal of Medicine』『Science』『THE LANCET』などのトップジャーナルに論文を発表する。
北海道大学医学部講師、久留米大学医学部教授を経て、2003年から糖尿病をはじめとする生活習慣病、肥満治療のための「AGE牧田クリニック」を東京・銀座で開業。延べ20万人以上の患者を診ている。
著書に、シリーズ90万部超の『医者が教える食事術 最強の教科書』、10万部超の『糖質中毒 痩せられない本当の理由』ほか多数。著書累計は200万部を超える。
AGE牧田クリニック

構成/DIME編集部

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