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「主食がないと寂しい」と感じるのは幻想?疲れ知らずの身体を手に入れるヒント

2024.07.11

連日の暑さで疲れが溜まる時期かと思います。疲れた時は「甘い物」、栄養ドリンクでもうひと頑張り、缶コーヒーや炭酸飲料で一服、無料の大盛りライスをがっつり…なんて思い当たる節はありませんか? 実は、これらも慢性疲労の要因なんだそうです。しかも、疲れやすい人は太りやすく、老化も早く、大病も患いやすい…。疲労を放置すれば、寿命まで縮まるとか!

東京・銀座のど真ん中にクリニックを構え、糖尿病やアンチエイジングの名医として日々患者に接する牧田先生。近年では著書累計200万部超を誇るベストセラー医師として、たびたびTVにも登場しています。超多忙であるにもかかわらず、若々しく、活気に満ち、スリムで肌つやもあり、とても73歳とは思えませんが、なぜなのでしょうか?

本記事では牧田先生の最新刊「疲れない体をつくる最高の食事術」から一部を抜粋し、牧田先生のように疲れ知らずの体を手に入れるヒントを解説していきます!

疲れ知らずの体を手に入れる10の鉄則〈鉄則5〉「主食がないと寂しい」と思い込まない

 米飯やパン、麺類などの主食は炭水化物です。これまでもふれてきたように、炭水化物は多糖類で、液体の糖質や、砂糖の二糖類よりも消化に時間がかかるため、血糖値の上昇度合いは比較的緩やかです。

 しかしながら、最終的にはすべてブドウ糖に分解されます。

 ですから、炭水化物である主食をたくさん摂れば、血糖値の乱高下が起きて疲れるし、糖尿病にもなるし、なにより太ります。

 私は、肥満の患者さんをたくさん診てきましたが、ひどく太っている人は、たいてい米飯好きです。甘い物は我慢できても、米飯は食べずにいられない人が多くいます。

 彼らもまた、深刻な糖質中毒でしょう。

 糖質中毒は、薬物やニコチンの中毒(依存症)と同様、脱出するのが大変です。

 太っている人が糖質制限で体重を落としても、リバウンドしてしまうのは中毒だから。そうした状態にならないためにも、日頃から主食の摂りすぎには注意が必要です。

 ちなみに、お茶碗1膳の米飯(約150グラム)には、角砂糖にして約13個分に相当する53.4グラムの糖質が含まれています。つまり、しっかり働くためのエネルギー源として考えても、米飯は1膳も食べれば充分なのです。

 ところが、実際には、ランチの定食でおかわりしたり、大盛りを注文したりする人がたくさんいます。最初は「そのほうがお得だから」くらいの軽い気持ちであっても、いつのまにか、「1膳では物足りない体」となっていきます。

 その原因について誤解してならないのは、胃が広がったからではなく、糖質中毒に陥ったからという点。つまり脳がやられているのです。

 こうして、大量の炭水化物を日常的に摂っているのが、疲れを溜めやすい人や太っている人の食生活なのです。

 とくに、夕食に炭水化物を摂りすぎると、後は寝るだけで脳を使ったり体を動かしたりして糖を消費する機会があまりありません。炭水化物は、できるだけ朝食や昼食に摂るようにしましょう。

 お酒を飲む人なら、夕食はつまみ代わりにおかずを食べれば、主食なしでも満足できるはずです。

 ただ、お酒を飲まない人たちは、おかずだけだとなんとも物足りない気分になるかもしれません。そんなときに試してほしいのが、主食の「代替品」です。

 私の患者さんには、茶碗に豆腐をよそい、白米に見立てて食べている人がいます。

 ラーメンや鍋のシメの麺として、シラタキを用いている人もいます。

 白米を入れるスペースに、別料金でブロッコリーを入れてくれるお弁当屋さんもあります。実際に、そのブロッコリー弁当は人気があるようです。

 ほかにも、カリフラワーなどの野菜、蒸し大豆などを主食代わりにすれば、炭水化物の摂取量を減らせます。

「主食がないと寂しい」と思い込まず、いろいろ工夫して食事を楽しみましょう

 なお、炭水化物を食べるときには、そのまま単体で口にするより、ほかのものと食べ合わせることで、ブドウ糖の取り込みを遅らせることができます。

☆ ☆ ☆

いかがだったでしょうか?

牧田先生によれば身も心も若々しくいられる秘訣は、「すべて日々の食事にある」そうです。医学的、生化学的に正しい知識を身につけ、できることから少しずつ実践するだけで、牧田先生のように疲れ知らずの体を手に入れることができ、しかも太らず、老けずに、病気を遠ざけることができます。

名医が実践する「医学的に正しい食事術」が詰まった一冊「疲れない体をつくる最高の食事術」をぜひ書店でチェックしてみてください。

「疲れない体をつくる最高の食事術」
著者/牧田善二
発行/小学館
Amazonで購入する
楽天ブックスで購入する

牧田善二(まきた・ぜんじ)
AGE牧田クリニック院長・医学博士
糖尿病・合併症治療・アンチエイジング専門医1951年、北海道生まれ。北海道大学医学部卒業。地域医療に従事した後、ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などで、糖尿病合併症の原因として注目されるAGEの研究を約5年間行う。
血中AGEの測定法を世界で初めて開発し、『The New England Journal of Medicine』『Science』『THE LANCET』などのトップジャーナルに論文を発表する。
北海道大学医学部講師、久留米大学医学部教授を経て、2003年から糖尿病をはじめとする生活習慣病、肥満治療のための「AGE牧田クリニック」を東京・銀座で開業。延べ20万人以上の患者を診ている。
著書に、シリーズ90万部超の『医者が教える食事術 最強の教科書』、10万部超の『糖質中毒 痩せられない本当の理由』ほか多数。著書累計は200万部を超える。
AGE牧田クリニック

構成/DIME編集部

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