間もなく今年も酷暑が予想されている夏、そして夏休みシーズンである。旅行、帰省などでクルマの使用頻度が高まり、飛行機や新幹線を利用する機会も増えるはず。今回はそんなサマーシーズンのカーライフ、トラベルライフに役立つ、セイワの新商品の中から、とっておきのアイテム3点を紹介したい。
夏の屋外駐車の車内温度は灼熱の70度に達することも
まずは、屋外駐車のクルマを襲う、車内温度の上昇を和らげるアイテムだ。真夏の車内温度は70度を超えることもあると言われ、乗り込めばそこは灼熱のサウナ状態。ハンドルやシフトノブに触ることもできないほどの熱さが待っている。ダッシュボードやナビゲーション、本革シートなどの劣化を早めてしまうことはもちろんだ。真夏のアウトドアでの長時間駐車なら、クルマはなおさら厳しい環境下に置かれることになる。
遮光・遮熱だけでなく放射冷却効果を備えた自動車用サンシェードが登場
そこで、フロントウインドー内側を覆ってくれるシェードが役立つのだが、発売されたばかりのセイワの新商品、IMP235「ワンタッチサンシェードM」は、折り畳み傘のように使え、使わないときはコンパクトに収納袋に収められるだけでなく、世界初の放射冷却素材、ラディクールを採用した傘タイプのサンシェードである。
チタン銀コーテイングによってUV紫外線カット率99.9%以上、遮光効果99.99%以上、遮熱効果63%%以上(一般的に遮熱効果35%以上で遮熱効果があるとされる)を誇り、冷却効果によってダッシュボードやその周りの機器を保護。もちろん、車内温度の上昇も抑制し、エアコンの効きUPにも貢献してくれるのである。また、上部中央はV字カットされていて、ルームミラーを避けた装着が可能となっている。
ちなみに、2017年にサイエンス誌で発表された世界最先端の放射冷却マテリアル技術を採用したラディクール素材を用いたアイテムは、日産の純正アクセサリーのサンシェードやハーフボディカバーとしても用意されていて、こちらはウインドーの外、ボディのフロントウインドーからリヤウインドーにかけて装着するタイプ。日産調べによれば、一般的なサンシェードより駐車中の車室内温度を10度以上、下げる効果があるとされている(使用環境により冷却効果は異なるそう)。
フロントウインドーだけでなくサイドウインドー用の放射冷却マテリアル技術採用のカーテンもある
しかし、真夏の屋外駐車、レジャーで訪れた海辺などの駐車で、フロントウインドーだけ遮光、遮熱すればいいわけではない。そう、サイドウインドーからも強い日差しが降り注ぐからである。じつは、そこもぬかりなし。セイワのサイドウインドー用のIMP277「楽らくマグネットカーテンL Radi-Cool」(2枚入り)を併用すれば、さらなる車内後席部分の温度上昇を和らげてくれる効果が期待できるのだ。素材はIMP235「ワンタッチサンシェードM」と同じで、UV紫外線カット率、遮熱効果、遮熱効果は同様である。
使いやすいのは、高さ520mm、幅800mmのカーテン上部にマグネットが内蔵されていて、ウインドー上部の金属フレームに合わせるだけで、簡単に隙間なく取り付けられ、取り外せる便利さが大きな魅力。吸盤張り付けタイプとは違い、ウインドーガラスに跡が残らないのもポイントだ。後席サイドウインドーに装着すれば車内の温度上昇の抑制にも役立ってくれる。
ちなみに、このLサイズはコンパクトミニバン、SUV、セダン、ステーションワゴンなどに最適だが、IMP278 LLサイズ(1枚入り)も用意され、こちらは大型SUV、ミニバン、ワンボックスカーの大きなサイドウインドーにも適応する。
夏の普段の屋外駐車、出先での長時間駐車で、IMP235「ワンタッチサンシェードM」、IMP277「楽らくマグネットカーテンL Radi-Cool」を併用すれば、駐車後に出発する際も、車内の灼熱地獄を和らげてくれること間違いなし。車中泊に有用であることは言うまでもない。