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現代人の大半は糖質を過剰摂取!?脳内麻薬ドーパミンというご褒美に振り回される現代人への処方箋

2024.07.17

連日の暑さで疲れが溜まる時期かと思います。疲れた時は「甘い物」、栄養ドリンクでもうひと頑張り、缶コーヒーや炭酸飲料で一服、無料の大盛りライスをがっつり…なんて思い当たる節はありませんか? 実は、これらも慢性疲労の要因なんだそうです。しかも、疲れやすい人は太りやすく、老化も早く、大病も患いやすい…。疲労を放置すれば、寿命まで縮まるとか!

東京・銀座のど真ん中にクリニックを構え、糖尿病やアンチエイジングの名医として日々患者に接する牧田先生。近年では著書累計200万部超を誇るベストセラー医師として、たびたびTVにも登場しています。超多忙であるにもかかわらず、若々しく、活気に満ち、スリムで肌つやもあり、とても73歳とは思えませんが、なぜなのでしょうか?

本記事では牧田先生の最新刊「疲れない体をつくる最高の食事術」から一部を抜粋し、牧田先生のように疲れ知らずの体を手に入れるヒントを解説していきます!

現代人の大半は糖質の過剰摂取である〈脳内麻薬ドーパミンという褒美〉

 先にも述べたように、血糖値を乱高下させ慢性疲労を引き起こすのは、もっぱら糖質であり、肉や魚などのタンパク質や脂質はなんら影響しません。

 ですから、疲れたときに肉を食べるのはいいけれど、甘い物や米飯、ラーメンなどを食べると逆効果です。

 それなのに多くの人が、疲れたときには甘い物や、ガッツリとした丼飯、大盛りラーメンなどを食べたがります。

 なぜ、逆効果であるにもかかわらず、疲れると糖質を摂ってしまうのでしょうか。それは、現代人の多くが〝糖質中毒〞だからです。

 ご自身は糖質をたくさん摂っているつもりなどなくても過剰摂取しており、その結果、自覚なく中毒に陥っています。現代人は、そういう環境に置かれているのです。

 どういうことか説明しましょう。

 私たち人類の祖先が誕生したのは、約700万年前とされています。その祖先の時代から、私たちのDNAはほとんど変化していません。

 大変に長い年月をかけて世代を繫いできた間、祖先たちは狩猟や採集で食べ物を得ていました。おそらく、たまに捕まえた動物の肉や魚、木の実や野草類が主だったはずです。私たちは本来、そういうものを食べるようにできているのです。

 農耕技術が生まれて米や小麦を栽培できるようになったのは、ほんの1万年前のこと。ましてや、白い砂糖が広く出回ったのは産業革命以降です。

「日本人はもともと米を食べてきた」というのは間違いで、私たちの体は、糖質をあまり摂らないことを前提に設計されています。

 一方で、糖質は最も重要なエネルギー源となる栄養素です。私たちは、糖質を摂ることで得たブドウ糖と、呼吸で取り込んだ酸素を反応させてATP(アデノシン三リン酸)というエネルギー源をつくりだしています。

 この作用は、タンパク質や脂質にはできないもので、生きるために糖質は不可欠です。

 そのため、人類の体の設計には、「糖質を摂れる機会を見逃さないように」という要素も組み込まれています。

 脳はチャンスさえあれば、「もっと糖質を摂りなさい」「ほら、そこに糖質があるじゃないか」と私たちに囁ささやきかけます。

 そして、命令通りに糖質を摂ったら、「脳内麻薬とも言われるドーパミンが出て幸せな気分になる」というご褒美をくれます。

 でも、この機能が理想的に働いていたのは、なかなか糖質が摂れない遠い祖先の時代まで。身の回りに糖質が溢れている現代社会では、大半の人は過剰摂取し、その結果、疲れを溜め込んでしまうのも当然と言えるのです。

名医が実践する「医学的に正しい食事術」が詰まった一冊「疲れない体をつくる最高の食事術」をぜひ書店でチェックしてみてください。

「疲れない体をつくる最高の食事術」
著者/牧田善二
発行/小学館
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牧田善二(まきた・ぜんじ)
AGE牧田クリニック院長・医学博士
糖尿病・合併症治療・アンチエイジング専門医1951年、北海道生まれ。北海道大学医学部卒業。地域医療に従事した後、ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などで、糖尿病合併症の原因として注目されるAGEの研究を約5年間行う。
血中AGEの測定法を世界で初めて開発し、『The New England Journal of Medicine』『Science』『THE LANCET』などのトップジャーナルに論文を発表する。
北海道大学医学部講師、久留米大学医学部教授を経て、2003年から糖尿病をはじめとする生活習慣病、肥満治療のための「AGE牧田クリニック」を東京・銀座で開業。延べ20万人以上の患者を診ている。
著書に、シリーズ90万部超の『医者が教える食事術 最強の教科書』、10万部超の『糖質中毒 痩せられない本当の理由』ほか多数。著書累計は200万部を超える。
AGE牧田クリニック

構成/DIME編集部

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