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血糖値の乱高下で体がボロボロに…命に関わる低血糖を引き起こす意外な原因

2024.07.14

連日の暑さで疲れが溜まる時期かと思います。疲れた時は「甘い物」、栄養ドリンクでもうひと頑張り、缶コーヒーや炭酸飲料で一服、無料の大盛りライスをがっつり…なんて思い当たる節はありませんか? 実は、これらも慢性疲労の要因なんだそうです。しかも、疲れやすい人は太りやすく、老化も早く、大病も患いやすい…。疲労を放置すれば、寿命まで縮まるとか!

東京・銀座のど真ん中にクリニックを構え、糖尿病やアンチエイジングの名医として日々患者に接する牧田先生。近年では著書累計200万部超を誇るベストセラー医師として、たびたびTVにも登場しています。超多忙であるにもかかわらず、若々しく、活気に満ち、スリムで肌つやもあり、とても73歳とは思えませんが、なぜなのでしょうか?

本記事では牧田先生の最新刊「疲れない体をつくる最高の食事術」から一部を抜粋し、牧田先生のように疲れ知らずの体を手に入れるヒントを解説していきます!

血糖値の乱高下で体がボロボロになる〈命に関わる低血糖の大問題〉

 血糖値は上がりすぎてもいけないけれど、下がりすぎるのも大問題です。

 (図(2))に、「低血糖」と呼ばれる、血糖値が下がりすぎたときの主な症状を載せたので見てください。

 血糖値が60(mg/dL、以下同)を切ると空腹感やだるさ、動悸、不安感など心身の不快な症状が現れ始め、45くらいから集中力が低下したり、視覚や言語にもおかしなところが出てきたりします。30を切れば昏睡やけいれんなどを起こし、命に関わります

 さすがにみなさんは30を切るようなことはないでしょうが、60より低くなる事態は、たびたび生じている可能性があります。ただ、それに気づかず、「疲れたな」「だるいな」で済ませているだけなのです。

 こうした危ない低血糖は、意外なことに高血糖が引き起こします

 血糖値が異常に上がってしまったために、インスリンがたくさん出て、今度は異常に下がるのです。この症状を「反応性低血糖」と呼びます。

 本来、血糖値は70から140くらいの範囲に留まっているのが理想です。

 そして、なるべく乱高下しないようにするのが、疲れ知らず、病気知らずの体を保つ秘訣です。

 しかし、健康診断の血液検査では「正常値」に収まっている人でも、実は血糖値が激しく変動しているケースが多々あります。健康診断のときは空腹だから低いけれど、食後にドカンと上がっているのです。これを「食後高血糖」と言いますが、測定していないからわからないわけです。

 わからないままに、糖質過多の食事をして血糖値を大きく上げ、その反応として今度は血糖値を大きく下げる。このように、「食後高血糖」と「反応性低血糖」を繰り返して体をボロボロにしているのが現代人です(図(3)参照)

 なお、食後高血糖は、後に説明する「AGE」(終末糖化産物)という悪性物質の産生を促すため、さらに疲れやすくなり、さまざまな病気を引き寄せてしまいます。

☆ ☆ ☆

いかがだったでしょうか?

牧田先生によれば身も心も若々しくいられる秘訣は、「すべて日々の食事にある」そうです。医学的、生化学的に正しい知識を身につけ、できることから少しずつ実践するだけで、牧田先生のように疲れ知らずの体を手に入れることができ、しかも太らず、老けずに、病気を遠ざけることができます。

名医が実践する「医学的に正しい食事術」が詰まった一冊「疲れない体をつくる最高の食事術」をぜひ書店でチェックしてみてください。

「疲れない体をつくる最高の食事術」
著者/牧田善二
発行/小学館
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楽天ブックスで購入する

牧田善二(まきた・ぜんじ)
AGE牧田クリニック院長・医学博士
糖尿病・合併症治療・アンチエイジング専門医1951年、北海道生まれ。北海道大学医学部卒業。地域医療に従事した後、ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などで、糖尿病合併症の原因として注目されるAGEの研究を約5年間行う。
血中AGEの測定法を世界で初めて開発し、『The New England Journal of Medicine』『Science』『THE LANCET』などのトップジャーナルに論文を発表する。
北海道大学医学部講師、久留米大学医学部教授を経て、2003年から糖尿病をはじめとする生活習慣病、肥満治療のための「AGE牧田クリニック」を東京・銀座で開業。延べ20万人以上の患者を診ている。
著書に、シリーズ90万部超の『医者が教える食事術 最強の教科書』、10万部超の『糖質中毒 痩せられない本当の理由』ほか多数。著書累計は200万部を超える。
AGE牧田クリニック

構成/DIME編集部

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