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クレカ一強時代に異変あり!?日本のEC決済はどう変わるのか

2024.06.28

デジタル決済プラットフォーム「KOMOJU(コモジュ)」を展開するDEGICA(本社:東京都武蔵野市、代表取締役社長:モモセ・ジャック・レオン)は、このほど、ECサイトでの決済方法の実態調査を行った。ECサイトで買い物をする男女400名と、ECサイトで商品販売を行うショップの担当者100名を対象に行ったオンライン調査によると、決済方法の1位はクレジットカード、2位はデジタルウォレット(QRコード、ECスマホ決済など)、3位がコンビニ決済だった。

経産省が発表した2023年の調査でも1位はクレジットカードで、この傾向は今後も続くのか。なぜ日本のECサイト決済はクレジットカード一強なのかKOMOJUを開発・運営するDEGICA社のマーケティングVPの林浩一郎さんに聞いてみた。

圧倒的利用率のクレジットカード

――今回のアンケート調査の結果について、印象的だと思われる点あげて、その理由を解説してください。

 利用率を見ればクレジットカードは圧倒的に多いのですが、伸び率で見ると代替決済手段(英語ではAPM:Alternative payment method。現金、デビットカード、クレジットカードなどの従来の決済方法ではないことを指す)の利用者が増えています。

特にECスマホ決済と言われるデジタルウォレット(Amazon pay, Apple pay、Google Payなど)やQRコード決済(PayPay、d払い、楽天ペイなど)の伸びが顕著です。

購入者が求める決済手段がクレジットカード以外に広がりを見せていることから、事業者は多様な決済手段をECサイトに導入することが求められるでしょう。

決済サービスごとに審査契約を進める導入の手間を省くために、KOMOJUのような一括して決済手段を導入できる決済代行サービスのニーズが高まってきています。

また、購入者は、ECサイトでも、普段の実店舗で買い物するときの決済手段を好みます。その理由として”ポイントを利用する・貯める”が多くあげられました。”ポイ活”の普及度の高さが、オンラインで買い物をする層においても顕著であると、読み取れます。

クレジットカードはオン・オフ使い慣れている

――単に利用率を見るだけではグラフを読み解けませんね。とはいえ、日本のEC決済はクレカが圧倒的です。なぜこうした結果が出ているのでしょう。

 調査データからもわかるように、普段の買い物でもクレジットカードを利用することが一番多いため、オンラインで買い物する際も慣れているクレジットカードを利用する傾向があります。

また、日本のクレジットカード保有率が高いことも、理由として上げられると思います。日本クレジット協会が行った調査(注1)では国内のクレジットカード発行枚数は3億860万枚(2023年)となっていました。

クレジットカードを保有する年齢層も影響しています。年齢が上の層は保有率が高く、若年層になると低いために、若年層はクレジットカード以外の代替決済手段を好む傾向があります。

――なるほど!こうした傾向は日本だけでしょうか?世界中で展開しているDEGICAで把握されている、他国のEC決済について教えてください。

 日本のクレジットカード利用率は世界第4位というデータが出ています(注2)。他の国でも代替決済の普及により、オンラインショッピングでも、既に決済に必要な情報が保存されているデジタルウォレットを使う傾向が見られます。

また、アジア圏では、日本と同じくローカルの決済手段(例えば、Alipay, Grab payなど)を利用する購入者がいるため、ECサイトを運営する事業者は各国、地域に根差した決済手段を導入する傾向が見られます。

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