現代のスマホ社会で欠かすことができないSNS。定番のSNSだけでなく、毎年さまざまなSNSが登場しており利用者が増えている。では、デジタルネイティブである小中学生はどのようなSNSを利用しているのだろうか。
NTTドコモの企業内研究所であるモバイル社会研究所が2023年11月に実施した「親と子に関する調査」の中から、小中学生のSNSの利用状況についてピックアップしてお伝えしよう。
小中学生の3人に2人がSNSを利用!中学生女子の利用頻度が特に高い傾向
LINE・Instagram・TikTok・Xのいずれかを利用している小中学生は上昇傾向で、63%となった。特に中学生は、ほとんどの学生が利用していることが判明。
図1. [小中学生] SNSの利用率 経年推移
次にサービス別の利用率の推移を見ると、図2の通り、LINE・Instagram・TikTokの利用率が上昇傾向にあるようだ。2023年の結果を各学年男女別に見たのが図3。多くのサービスで男子より女子の利用率が高い傾向にあることが見てとれる。
図2. [小中学生]サービス別SNS利用率 経年推移
図3. [小中学生]サービス別SNS利用率 各学年・性別別
次に各サービスの利用頻度見ていく。図4は各学年性別に、1時間以上利用する割合を分析した結果だ。中学生女子はいずれのサービスの利用頻度が高い状況にあることがわかる。
図4. [小中学生] サービス別毎日1時間以上利用する頻度
利用頻度が高い中学生に関して、この3年間の利用率、利用頻度の変化をサービス別で見たところ、特にTikTok・Instagramの利用している割合が増え、さらに利用頻度も増えている状況あることが判明した。
図5. [中学生女子] サービス別毎日1時間以上利用する頻度
図6. [中学生男子]サービス別毎日1時間以上利用する頻度
調査概要
調査名:2023年親と子の調査
調査方法:訪問留置調査
調査対象:関東1都6県・小学生及び中学生とその親
回答数:600
サンプリング:QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期:2023年11月
構成/Ara