ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、「レンジローバーSV」の日本限定の特別仕様車「レンジローバーSV ビスポーク1858エディション」と「レンジローバーSV ビスポーク バルモラルエディション」の受注を2024年6月20日(木)より開始した。
日本文化からインスピレーションを得てデザインされた「ビスポーク1858エディション」
今回の「レンジローバーSV ビスポーク1858エディション」は、限定4台のロングホイールベース(LWB)モデルで、1858年に日英修好通商条約が両国間で締結され、外交関係が築かれた年にちなんで、名付けられた。日本文化からインスピレーションを得てデザインされたこのモデルは、エクステリア、インテリアともにモノトーンでまとめられている。これは日本に古くから存在する絵画手法のひとつである室町時代の墨絵に着想を得ている。
エクステリアカラーには、墨絵でよく使われる「ぼかし」を表現するため、限りなくホワイトに近いビスポークライトグレイを開発し、アルミホイールのインサートにも同色を採用した。ルーフカラーにやや濃い色のビスポークグレイを採用することで、全体に濃淡をつけ単調にならないようになっている。さらに、「RANGE ROVER」バッジには通常モデルよりも明るいクロームをあしらい、リアから見た際にロゴがはっきりと浮かび上がって見える。
インテリアも、フロントはシンダーグレイ、リアはライトクラウドのシート(シンダーグレイインテリア)という「1858エディション」だけの特別なコンビネーションになっている。シートのショルダー部分には日本の着物の柄からインスピレーションを得たオリジナルデザインの刺繍を施され、トリムフィニッシャーやシフトコントロールのホワイトと合わせて、ラグジュアリーとピュアさを高次元に融合させた格別なインテリア空間を実現している。
ビスポークグリーンと英国のイメージを掛け合わせた「ビスポーク バルモラル エディション」
一方、「レンジローバーSV ビスポーク バルモラルエディション」は、限定5台のスタンダードホイールベース(SWB)で、その名前は、スコットランド・アバディーンシャーにある英国王室が所有するバルモラル城に由来する。1980年代に販売していた4ドアの初代レンジローバーにもBalmoral Greenというエクステリアカラーをラインアップしており、それを現代風に再解釈し、新たにこのモデル専用色として、よりラグジュアリーな質感で明るく透明感のあるビスポークグリーンが開発された。ルーフとミラーカバー、アルミホイールインサートにビスポークグレイを組み合わせることで、華美になり過ぎない控えめな個性を表現している。
インテリアには質感が良く、製造工程においてレザーよりもCO2排出量の少ない Ultrafabricsを採用しており、ラグジュアリーを追求しながら、環境にも配慮した素材を選択している。また、ライトクラウドフロント&シンダーグレイリア Ultrafabricsシート(シンダーグレイインテリア)を採用し、「1858エディション」の前後のシートと配色を逆にした。
さらに、ベースモデルの「SV INTREPID」では選択できないサテンホワイトセラミックのトリムフィニッシャーを合わせることで、よりクリーンで明るい雰囲気に仕上げている。シートのショルダー部分には「1858エディション」と同様、オリジナルデザインの刺繍が施されている。
そして、トレッドプレートには、それぞれ「SV BESPOKE 1858 EDITION」「SV BESPOKE BALMORAL EDITION」の文字が入り、さらにこの仕様の限定生産台数を表す「1 OF 4」と「1 OF 5」が併記されている。
この特別限定仕様車の2モデルは、エクスクルーシブでモダンラグジュアリーなレンジローバーをより強化するため、2023年に導入したパーソナライゼーションプログラム「SV BESPOKEサービス」を用いて、日本限定で特別に生産された。英国のSVデザインチームと連携し、コンセプトから、オーダーメイドの塗装や仕上げの開発を行いながら12か月かけて開発した特別なモデルとなる。
なお、両モデルの発表にあわせて、「RANGE ROVER HOUSE」を日本で初めて開催した。この「RANGE ROVER HOUSE」とは、JLRチーフ・クリエイティブ・オフィサーである、プロフェッサー・ジェリー・マクガバンOBEの指揮のもと、レンジローバーが目指すモダンでサステナブルなラグジュアリーとデザインリーダーシップを体験する場として、2022年より、世界20か国以上で開催している招待制のイベント。開催する国やその土地ならではの文化とレンジローバーの洗練されたデザインを融合した空間で、車両展示に加えて、モダンラグジュアリーな体験を顧客に提供している。
【レンジローバーSV ビスポーク1858エディション 概要】
■ベースモデル
「レンジローバーSV P615 LWB」
■台数
限定4台
■メーカー希望小売価格
48,500,000円(税込)
■主な特長および装備
・「1858 EDITION」の名称は日本と英国の外交関係が始まった1858 年に由来
・パワートレインはマイルドハイブリッド(MHEV)テクノロジーを搭載した4.4リッターV型8気筒ツインスクロールターボチャージドガソリンエンジン(最高出力:452kW/615PS、最大トルク:750Nm)
・日本に古くから存在する絵画手法のひとつである室町時代の墨絵に着想を得て開発したビスポークライトグレイをエクステリアカラーに採用。墨絵でよく使われる技法「ぼかし」を再現するべく、限りなくホワイトに近い「1858エディション」専用色
・エクステリアカラーとの濃淡をつけるために、ルーフ、23インチアルミホイールインサートにビスポークグレイを採用
・23 インチ “スタイル 1077″アロイホイール(グロスダークグレイ、コントラストダイヤモンドターンドフィニッシュ&ビスポークライトグレイグロスインサート、鍛造)
・通常モデルよりも明るいクローム&シルバー仕上げのエクステリア「RANGE ROVER」バッジ
・エンジンカバー(カーボンファイバー)
・SV イントレピッド シンダーグレイフロント&ライトクラウドリア Ultrafabricsシート(シンダーグレイインテリア)
・SV ビスポークシートのショルダー部分に日本の着物の柄からインスピレーションを得たオリジナルデザインの刺繍を採用
・トリムフィニッシャー(サテンホワイトセラミック、エンボスモザイク)
・ヘッドライニング(シンダーグレイ、Ultrafabrics)
・Kvadratクッション(シンダーグレイ)
・ステアリングホイール(ノンレザー)
・シフトコントロール(グロスホワイトセラミック)
・SV ビスポーク カーペットマット(シンダーグレイ)
・「SV BESPOKE 1858 EDITION 1 OF 4」という文字が刻まれたトレッドプレート(前後席)
・テールゲートイベントスイート
・ソフトドアクローズ
・ヒーテッドウォッシャーノズル
【レンジローバーSV ビスポーク バルモラルエディション 概要】
■ベースモデル
「レンジローバーSV P615 SWB」
■台数
限定5台
■メーカー希望小売価格
38,660,000円(税込)
■主な特長および装備
・スコットランド・アバディーンシャーにある英国王室が所有するバルモラル城から由来
・パワートレインはマイルドハイブリッド(MHEV)テクノロジーを搭載した4.4リッターV型8気筒ツインスクロールターボチャージドガソリンエンジン(最高出力:452kW/615PS、最大トルク:750Nm)
・1980年代に販売していた4 ドアの初代レンジローバーにラインアップしていたBalmoral Greenを現代風に再解釈し、よりラグジュアリーな質感をもった明るく透明感のある専用色 ビスポークグリーンを開発
・ビスポークグレイをルーフ、エクステリアミラーカバー、アルミホイールインサートに採用
・23 インチ “スタイル 1077″アロイホイール(サテンブラック、サテンダークグレイコントラストフィニッシュ&ビスポークグレイグロスインサート、鍛造)
・ブラッククロームのエクステリア「RANGE ROVER」バッジ
・エンジンカバー(カーボンファイバー)
・SV イントレピッド ライトクラウドフロント&シンダーグレイリア Ultrafabricsシート(シンダーグレイインテリア)
・SV ビスポークシートのショルダー部分に日本の着物の柄からインスピレーションを得たオリジナルデザインの刺繍を採用
・ヘッドライニング(シンダーグレイ、Ultrafabrics)
・Kvadratクッション(シンダーグレイ)
・トリムフィニッシャー(サテンホワイトセラミック、エンボスモザイク)
・SV イントレピッド エクステリアアクセント
・プレミアムノンレザーアップグレード(シンダーグレイ)
・ステアリングホイール(ノンレザー)
・シフトコントロール(サテンブラックセラミック)
・テールゲートイベントスイート
・フロントセンターコンソール急速クーラーボックス
・ヒーテッドウォッシャーノズル
・家庭用電源ソケット
関連情報:https://www.landrover.co.jp/range-rover/
構成/土屋嘉久