「純粋な人」ってどういう人を指す？純粋な心を持った人に共通する5つの特徴

純粋な人の特徴といえば、どのような人物を思い浮かべるだろうか。性格の表裏がなく好かれやすいイメージもあれば、他人を信用しやすく騙されやすいイメージを持つ人もいるかもしれない。

今回は、純粋の正しい意味や、純粋な人のよくある特徴を紹介する。気になる人は参考にしてみよう。

純粋な人とは

純粋な人とは、どのような人物をいうのだろう。はじめに、純粋な人の意味や英語表現を紹介する。言葉の正しい意味を理解しよう。

■純粋な人の意味

純粋な人とは、邪念や私欲がない、気持ちに打算や駆け引きがない人のことをいう。

なお「純粋」は、混じりけがない、雑多なものが混じっていない状態を指すこともあり、「純粋なアルコール」「純粋な水」など、人以外に使われることも多い。

■純粋な人を英語で表現する方法

純粋を意味する「Pure」を使用し、純粋な人は「Pure person（純粋な人）」「Pure-hearted person（心の綺麗な人、純情な人）」などと表現できる。例文は以下の通り。

【例文】

He is a simple and pure person.

（彼は素朴で純粋な人です）

She is such a pure hearted person and everyone looks up to her.

（彼女は純粋な心の持ち主で、誰もが彼女を尊敬しています）

■純粋な人は嫌われる？

純粋な人にはネガティブなイメージを持たない人が多いだろう。しかし、人間の性格や考え方は千差万別であるため、純粋な人のことを苦手に感じる人もいるようだ。

純粋な人は、感情が豊かであることが多く、感動する話を聞いたり、綺麗な景色を見たりした際、心を動かされ涙を流すことがある。一方で、当然ながら話を聞いたり景色を見たりしても特に感動しない人もいる。

このように、感性の違いは人によってさまざまだ。人によっては純粋な人の感情表現を、大袈裟に感じる人がいてもおかしくはないだろう。

純粋な心を持った人の特徴

ここでは、純粋な人によくある特徴をいくつか紹介する。周りに思い浮かぶ人がいるかチェックしてみよう。もしかすると、自分自身に当てはまる人もいるかもしれない。

■他人を信用しやすい

純粋な人は、自分自身に打算的な考えや駆け引きなどの概念がないことから、他人を信用しやすい傾向にある。初対面でも相手を疑うことなくすぐに打ち解けるだろう。

しかし、世の中には警戒心のなさを利用する人間もいる。悪い話に騙されたり、詐欺の被害に遭ったりしないよう注意したいところだ。

■感情が豊か

感情が豊かで、気持ちが表情に表れやすい。嫌なことがあれば他人が見てわかるほど表情が曇り、嬉しいことや楽しいことがあれば、子供のように無邪気な笑顔を見せてくれることもあるだろう。

中には、先述したように繊細な感性を持ち合わせた純粋な人もいる。綺麗な景色を見たり、人の感動する話を聞いたりすると、時に心を動かされて涙を流すことも。

■好きなことに夢中で楽しむ

純粋な人は、好きなことに対して真っすぐな熱意を持っており、趣味や好きな仕事などを夢中で楽しめる傾向にある。他人から見れば、無垢な姿が微笑ましく、母性本能がくすぐられる人もいるかもしれない。

■性格の裏表がない

純粋な人は、嘘をつくつもりが一切なく、性格の表裏がないことが多い。人間関係を築き、世の中を渡り歩くには、時にちょっとした嘘が必要となる場面もあるだろう。しかし、純粋な人は嘘をつくのが下手なため、人間関係がうまくいかないこともある。

一方で、このような表裏のない性格が気に入られ、周囲から好かれることも珍しくない。困ったことがあっても、助けてくれる人が周りにたくさんいる人も多いだろう。

■意見を素直に受け止める

純粋な人は他人を信用しやすく、偏見などの思考がないことが多い。このため、人から言われた意見が自分の考えと異なるものであっても、素直に受け止めやすい。

このような姿勢は、プライベートや仕事を問わず人間関係を構築するのに役立つだろう。特にビジネスシーンでは、意見を素直に受け止める姿勢が好印象を与えるケースが多い。

純粋な人の類語と対義語

「純粋」には、類義語と対義語がそれぞれいくつか存在する。以下を参考に、言葉のレパートリーが必要な場面などで役立ててほしい。

■純粋の類語

純粋の類義語には以下の言葉が挙げられる。

至純：まったく混じりけがないこと。この上なく純粋なこと。

無垢：けがれがなく、純真なこと。うぶなさま。

ピュア：「純粋」を表す英語。日本でもそのまま使われることがある。

ピュアは外来語だが、「ピュアな心」「ピュアな人」など日本語と組み合わせて使われることも珍しくない。「純粋」を言い換える言葉としてよく使われている。いずれも似たような意味を持つため、好みのニュアンスや雰囲気で選んでみると良いだろう。

■純粋の対義語

純粋の対義語は「不純」。純粋な人の対義語として「不純な人」という言い方もできるが、馴染みは薄いかもしれない。純粋な人の性格を考えると、以下が対義語と言えるだろう。

・ずるい人

・あざとい人

・計算高い人

・腹黒い人　など

※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。

文／編集部