e-ラーニングに関するサービスの様々なコンテンツを提供するイー・ラーニング研究所は、子どもがいる親を対象とした「SDGsに関する意識調査」を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
SDGs(持続可能な開発目標 )について内容を理解している人は約6割
2016年から2030年までの15年で達成すべき世界の共通目標として、〝SDGs(持続可能な開発目標)〟が掲げられており、現在、政府や各企業がその取り組みを積極的に実施している。
そのような中、子どもを持つ親に「SDGsの『持続可能な開発目標』についてどれだけ理解ができていますか<SA>」と聞いたところ、「すべての内容を理解している」(10)「おおまかな内容は理解している」(226)と回答した人は合わせて約6割となった。
また、「SDGsについて、以前と比べ子どもたちの行動においても影響が出てきていると感じますか」との質問については、「感じている」(108)と回答した人は、3割弱に留まる結果となった。
これらのことから、SDGsについてはある程度理解はしているが、取り組みが進む中で、子どもたちの行動の変化などの影響を感じている人はまだ多くない、ということが推察できる。
■SDGsという言葉でイメージする取り組みは「格差の是正」や「国際的な取り組み」
「SDGsで一番にイメージをする取り組みはなんですか<MA>」と子どもを持つ親に聞いたところ、「格差などなく、豊かに暮らしていくための経済や技術に関する取り組み」(201)との回答が最も多く、次いで「各国の政府や企業が一丸となって取り組む国際的な取り組み」(191)との回答が多数を占めた。
さらに、「子どもができるSDGsの取り組みは何があると思いますか<MA>」の問では、「SDGs自体について学ぶ」(271)が7割弱、「食べ残しをしない」(253)が6割以上となった。
この結果から、子どものうちから持続可能な社会のためにできることとして、今の社会が抱える課題を理解して、17の目標を意識することが重要だと考える親が多いことがわかる。