パナソニック コネクトは、頑丈ノートパソコン「TOUGHBOOK FZ-40シリーズ」の新モデルを、国内法人向けに2024年7月から順次発売する。標準モデル「FZ-40EAAAXAJ」とワイヤレスWAN(5G&LTE)モデル「FZ-40EAAACAJ」を用意し、価格はいずれもオープン。発売日は「FZ-40EAAAXAJ」が7月、「FZ-40EAAACAJ」が10月となる。
業務変化に応じて機能拡張ができるモジュラー構造も採用!
今回登場する「FZ-40」の新モデルの最大の注目ポイントは、タフブックで初めてインテルCore Ultraプロセッサーを搭載しているところ。独立したNPU「インテル AI ブースト」により、生成AIなどNPUを利用できるアプリの処理速度が向上しており、例えば、クラウド接続が制限されているリモート環境においても、端末内での高速な演算処理が可能となる。
また、データ漏洩の心配をすることなく、高い安全性を確保しながら端末側でデータ分析するなど、今後さらなる加速が予想されるAIを利用した作業が実現でき、現場の生産性向上に貢献する。
さらに、約11.5時間(動画再生時)/約23時間(アイドル時)の長時間駆動を実現するうえ、オプションの2ndバッテリー使用で最大約23時間(動画再生時)/約46時間(アイドル時)のバッテリー駆動が可能となるので、電源のない現場でも安心して作業することが可能だ。
このほか、標準16GBのメインメモリを装備し、指定の増設メモリ(別売)16GBを追加することで最大32GBまで増やすことも可能。簡単に取り外すことができる自動暗号化のOPAL SSDも標準装備し、万一故障が発生した場合、ユーザー自身でSSDを簡単に交換ができるため、同じ仕様の予備PCに取り付けて業務を継続することが可能だ。
もちろん、過酷な環境での作業を可能にする頑丈設計で、-10℃~50℃の耐高温/耐低温性能、IP66準拠の防塵・防滴性能、MIL-STD-810H準拠の耐振動性能を装備。MIL規格試験に加え、使用環境を想定した厳しい独自試験90cm落下(非動作時、6方向、コンクリート)も実施しており、落下による断線や破損の対策を講じることで、故障によるダウンタイム発生のリスクを低減する。
豊富なオプション(別売)で必要な機能を追加できるモジュラー構造も採用しており、例えば、ID認証方法の変更により非接触ICカードリーダーを追加したいなど機器購入後に用途が変わっても新規で本体購入が不要。万一の故障時もオプションを交換できるため本体ごと買い替える必要がなく、廃棄ロスの削減を通じた環境負荷の低減に貢献する。
主な仕様は、CPUがCore Ultra 5 135H。メモリが16GB。ストレージが512GB SSD。OSがWindows 11 Pro。ディスプレイがタッチ対応の14型フルHD液晶パネル。外形寸法は幅354.0×奥行301.0×高さ54.4mm。重量は「FZ-40EAAAXAJ」が約3.35kg、「FZ-40EAAACAJ」が約3.38kg。ACアダプター、電源コード、バッテリーパック、スタイラスペン、テザー(ペン用ケーブル)、取扱説明書などが付属する。
製品情報
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/tough/lineup/40-e
構成/立原尚子