液晶画面の輝度をオープンカーでも使えるレベルまで高めたモデル
ネオトーキョーは2024年6月20日より、液晶ミラー型ドライブレコーダー「ミラーカム3」のGPS付モデルの発売を開始した。同社オンラインストア価格は3万5800円(税込)。
ミラー型ドライブレコーダーは、リアカメラの映像をデジタルミラーとして画面に映し出すことで、後方の死角を大幅に減らして、より安全な運転をサポートするシステム。
「ミラーカム3」は液晶画面の輝度を大幅に高めることで、これまでのミラー型ドライブレコーダーでは見にくく、不満が多かった晴天日中の表示をより見やすくして、オープンカーでも使えるレベルにまで明るくしたモデルだ。
他機種との液晶の明るさ比較。日中の晴天時、特に横から見た場合はミラーカム3は画面が明るくなっていることがわかる。
そんな「ミラーカム3」にGPS機能付モデルが、今回新たに発売された。ドラレコにGPS機能が付くことで、万一の事故時も正確な場所、時刻、速度を記録することが可能になる。
■「ミラーカム3」の主な仕様
本体サイズ/横257×高さ88×奥行き18mm(フック部除く)、左右フック間125mm、上下フック間75〜100mm(柔軟性があり上下に広がる)
重量/396g
フロントカメラ/1080p@27.5fps ソニーIMX307センサー内蔵、画角:D=124°/ H=102°/V=53°
リアカメラ/1080p@25fps ソニーIMX307センサー内蔵 画角:D=140°/ H=112°/ V=60°、サイズ:幅59×奥行き35×高さ23mm、IPX7防水
スクリーン/10.88インチIPS液晶 解像度1920×480 輝度1200cd/平方m
動画解像度/1080p@27.5fps + 後1440p@25fps
動画フォーマット/TS
本体定格入力/5V/3.5A
シガーソケット電源ケーブル定格入力/12-24V、定格出力:5V/3.5A
動画記録媒体/microSDカード(Class10を使用。32GB/Class10標準添付、最大128GB)
※ミラーカム本体には動画は記録されません
衝撃検知ファイル上書き保護機能/搭載
その他/HDR/WDR搭載、ループ録画機能、音声同時録音、電源入力で自動録画開始/電源切断で自動シャットダウン、リアカメラ上下反転
◎「ミラーカム3」のGPS非搭載モデル用に後付けのGPS受信機+二股シガーソケット電源ケーブルも用意。価格は3480円。
https://neotokyo.store/collections/accessory/products/2024_gps_cable_set
ドライブレコーダーにGPSが必要となる背景
■事故時の正確な場所が分かる
GPSが装備されていることで、事故時の正確な場所が記録される。遠距離のドライブしていた場合、後で事故の起きた住所を正確に思い出すのは難しい。
また夜間などは事故が起きたこと自体、その場では気が付かない場合もあるかもしれない。しかしGPSで位置情報を記録していれば、後で録画映像を確認すれば正確な住所が確認できる。
■事故時の速度、進行方向がわかる
事故が起きた際に、どのくらいの速度を出していたか、どちらの方角に向かって走っていたかがわかる。これによりスピード違反をしていなかったことが証明できるほか、事故の状況もより詳しく把握することが可能だ。
■より正確な速度が分かる
前項の背景として、車両に装備されている速度メーターは、必ずしも正確ではなくむしろ誤差がある、ということがある。
車両標準装備のメーターはセンサーにより車軸回転数を検出して、そこから速度を算出する仕組みのため、例えば摩耗によりタイヤ径が変わったり、路面の状態により摩擦係数が変わっただけで誤差が生じる。
ちなみに車検時の許容範囲は、スピードメーターが40km/hに対して、実速度は30.9km/hから42.55km/hとなっている。つまり10km程度の誤差は普通にありうるということ(新車でも、もともと車載メーターは実速度より高めに出るよう設定されていることが多いようだ)。
これに対しGPSによる速度算出は、車の位置情報から算出するため、理論的に車両標準のメーターよりも精度が高くなる。
現実的には衛星受信頻度等の問題があ流ため、急激なスピードアップ/ダウン時は若干タイムラグのある表示とはなるが、高速道路等の一定の巡航速度を保つような場合は、車両側のスピードメーターよりも正確な速度表示が期待できる。
■走行経路はマップ連動し専用プレイヤーで確認可能
録画映像を専用のプレイヤーソフトで再生することで、走った経路を地図上で再現することができる。ドラレコ映像をドライブの思い出記録としても使える。
構成/清水眞希