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日本語の中にはネガティブな表現ととらえられる言葉が少なくない。「飽き性」もそんな表現の一つだ。言葉のニュアンスから、短所のように理解している人も多いのではないだろうか。しかし、飽き性は臨機応変に対応できるなどのポジティブな一面もある。
そこで本記事では、「飽き性」の意味や付き合い方、特徴をわかりやすく紹介する。また、飽き性で仕事や恋愛が続かない場合の対処法もこの機会にぜひ確認しておこう。
飽き性とは?直し方はある?
まずは、飽き性の意味や付き合い方を解説する。
■物事にすぐに飽きてしまう性格のこと
飽き性とは、物事に飽きやすい性格を意味する言葉だ。 飽き性な人は、物事を継続して行うとしてもすぐに興味が薄れたり、面倒になってやらなくなったりする傾向がある。
飽き性は良くないこととして扱われる場合があるが、飽きること自体は人間が持っている性質のため珍しいことではない。また、飽き性と同様に、何をしても飽きやすく続けられないことを表す言葉として「三日坊主」がある。
■飽き性な性格とはうまく付き合うことが大切
飽き性は持って生まれた性格のため、すぐに治すのが難しいケースがある。
そのため飽き性な人は性格を治せない自分を否定してしまうことがあるが、まずは受け入れることを意識してみよう。場面によっては飽き性はメリットにもなりうるため、自分の特性としてうまく付き合っていこう。
飽き性の特徴
次に飽き性の特徴を紹介する。飽き性の良い面と悪い面、どちらもチェックしてほしい。
1. 臨機応変に対応できる
飽き性は同じ状態を続けることが苦手なため、変化を恐れない。したがって、何事も臨機応変に対応できるのが長所だ。また、すぐに物事に飽きる傾向が強いため、自分自身も変化させ続けられる。
新しい企画開発に取り組んだり、業務の手順を見直したりと、変化を恐れる人たちよりも積極的に物事に取り掛かることが可能だ。飽き性の人は、これらのメリットを意識して活用していこう。
2. 継続が不得意
継続が得意ではないのも、飽き性の特徴だ。一つの物事を続けることが苦手なため、何事においても挫折しやすかったり、仕事が続かなかったりすることがある。
飽き性で仕事が続かない場合の対処法
続いて、飽き性で仕事が続かない場合の対処法を紹介する。自分や身近な人が悩んでいる場合は、ぜひ押さえておこう。
1. 環境が変化する仕事を選ぶ
飽き性の人は、ずっと同じ仕事を繰り返していると飽きてしまう。そのため、環境が変化する仕事を選ぶことで、仕事を続けられる。目まぐるしく変化する環境であれば、飽き性の強みである、臨機応変に対応できる能力を活かせるだろう。
例えば、業務ごとにクライアント先や顧客が変わる仕事や、新しい事業の立ち上げに関わる仕事が天職として挙げられる。
具体的には、営業やコンサルタント、デザイナー、事業企画や経営企画などがある。事務職や工場勤務などルーティンワークが続く仕事は、飽き性の人は続かない可能性が高いだろう。
また、自分で仕事に変化を作れると、飽き性の人でも長続きしやすくなる。
例えば、仕事で用いるPCカバーを定期的に変えたり、気分転換にノートやペンを変えたりするのもおすすめだ。さらに、ルーティンワークであっても、手順の改善を追究し続けられると飽きを防げる。
2. 会社員を辞めて独立する
一つの職場で継続して勤められない場合は、独立を視野に入れてキャリアを考えるのも必要な対策だ。好奇心が旺盛で、迅速に変化できる長所を活かし、経営者として活躍している人もいる。
飽き性は、変化を恐れず新しいことに挑戦し、失敗を悪いことだととらえない面があるため、行動力と決断力が必要な経営者にはうってつけの性格だ。
この性格に、顧客のニーズを優先的に考えることや企業としてのビジョンを設定するスキルを加えると、さらに経営者として飛躍できるだろう。
飽き性で恋愛が続かない場合の対処法
おわりに、飽き性で恋愛が続かない場合の対処法を解説する。恋愛が続かなくて悩みを抱えている場合は、ぜひ参考にしてほしい。
1. マンネリ化を防止する
飽き性で恋愛が長続きしないことが多いが、継続させたい場合はマンネリ化を防止するために工夫を凝らす必要がある。飽き性の人は物事だけでなく人に対しても飽きやすいため、長い時間一緒に過ごさず、距離感を近づけすぎないことが重要だ。
また、デートの際は同じ場所やお店に行くのを避けるとマンネリ化防止に役立つ。あえて恋人と過ごす時間や頻度を減らして距離を保ち、お互いの存在に慣れないように注意しよう。
2. 飽き性のパートナーを選ぶ
自分よりも飽き性のパートナーを選ぶのも、恋愛が長続きしやすくなる手段の一つだ。
パートナーが自分より飽き性だと、自分が相手に飽きられないように努力をする必要があるため、自分が相手に飽きる暇がない。髪型やメイク、ファッションなど外見を変えて恋愛を楽しもう。
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
文/編集部