頭痛もちではない人の約8割はパートナーの痛みやつらさを「理解したい」一方で、頭痛もちの約2人に1人は「共有しない」と回答
梅雨時期の6月はジューンブライドとしても有名だが、夫婦生活において、頭痛は何か影響を与えているのだろうか。
頭痛もちではない人の約8割(79.7%)が、パートナーの頭痛のつらさを理解したいと回答する一方で、頭痛もちの約2人に1人は、パートナーに頭痛のつらさを「共有しない」と回答し、大きなコミュニケーションギャップがあることが分かった。
このことから、一番の信頼を寄せる夫婦間においても、「頭痛もち」であるかどうかは打ち明けられておらず、知らず知らずのうちに、苦しみを抱えこんだままの状態が続いてしまっている可能性があるようだ。
結婚歴が長くなるほど気づけなくなってしまう?新米夫婦の2人1人が「言われなくても気づく」と回答
「パートナーの頭痛を理解したい気持ちに対して、頭痛もちは頭痛について共有しない」という実態がある中、パートナーが頭痛で苦しんでいることは、言葉で共有しなくても夫婦間で気づくことがあるのかを調査した。
その結果、新米夫婦(結婚歴2年未満)は、2人に1人(55.0%)が「言われなくても気づく」と回答したが、熟年夫婦(結婚歴20年以上)は、38.6%となり、大きな差が見られる結果に。
結婚歴が長くなるほどパートナーが頭痛に悩んでいることに気づきにくくなるのかもしれない。
まとめ
今回の調査で寄せられた頭痛のつらさを共有しない頭痛もちの声の中には、「共有しても痛み自体が和らぐわけではない」、「共有したところでわかってもらえない」、「心配をかけたくない」という声もあった。
特に、「わかってもらえない」というコメントは多く寄せられており、頭痛のつらさを理解してもらうことを諦めてしまっている頭痛もちが多数いることが伺える。
しかし、頭痛のつらさを配偶者に理解してもらうことで、たとえ痛みが和らがなくとも、身体的・精神的に楽になることはあるはずだ。
実際、頭痛もちではない人の声には、「痛みは分からないかもしれないが、つらさは理解できると思う」、「助けられることがあるかも知れないので」、「体調に配慮したいから」など、パートナーの頭痛のつらさに寄り添い、できることはしてあげたいという声が多数あった。
頭痛もちの頭痛のつらさは目に見えず、また人によって程度も異なることから、お互いに理解し合うことは、たとえ理解し合いたい気持ちがあっても非常に困難であることが本調査から見えてきた。
だからこそ、パートナー・夫婦・家族が頭痛のつらさを真に理解し合うためには、相手に対する信頼と理解を示す姿勢が大事な要素となりそうだ。
調査概要
調査対象 全国の20代~60代 既婚男女 計2000人
対象内訳 頭痛もち:1000人 非頭痛もち:1000人
調査期間 2024年3月23日~26日
調査手法 インターネット調査
調査機関 株式会社市場開発研究所
関連情報
https://www.taisho.co.jp/
構成/Ara