今の株価は高値圏で推移しており、投資を始めるには難しい時期だ。今は、将来の優良株を見つけ出すのに時間を使ってみてはいかがだろうか。
今は買い時か?
企業の賃上げにより資金に余裕が出てきたところ投資を始めたいという人もいるだろう。また、株式や投資信託への投資で得られた利益の税金が非課税になる新NISAが始まり非課税枠が大きくなったことで、投資環境としても良い。
しかしながら、株式や投資信託には元本保証がなく、保険や債券と異なり、株式市場の状況によっては簡単に1日や2日で、資産が2分の1、3分の1になることもある。
今の株式市場は、以下のように好調で高値圏で推移している。
日経平均は、既にバブル時の高値を更新し史上最高値を更新し3月には41,087.75円まで上がった。現在は38,000超のところで推移しているが、今買えばこれまでにない高値圏で買うことになり、もし下がった場合再びこの高値水準まで株価が戻るのは難しいだろう。
短期売買であればこの騰落が激しい状況で売買するのはいいかもしれないが、長期投資なら下がってから買うのが得策だろう。
では、どのぐらい下がってから買うのが良いか?
以下はリーマンショック時の株価だ。
もし、株価が大きく値下がりしても、リーマンショックのような日経平均が7,000円を割り込むほどの安値まで下がるかは分からない。
もし、今後値下がりしたとしても、「落ちてくるナイフはつかむな」という投資格言があるように、日経平均が1日あたり1,000円というような大きく値下がりがあるときに買うのではなく、ある程度値下がりが落ちついてから投資するのがよいだろう。
このように、今は長期投資の人が投資する場面ではなく、将来株式を買うためにお金をためておく時期ではないだろうか。投資をしないからといっても、いつでも株式を購入できるように不景気になっても安定している会社、または将来持続的に成長しそうな株をみつけておくのがおすすめだ。