DIME MAGAZINE
自然が豊かで都市部へのアクセスもいい甲信越エリア。そんな甲信越に居住する人たちが住みやすいと思っている街はどこなのだろうか。
大東建託は、甲信越（新潟県・山梨県・長野県）居住の20歳以上の男女31,104名を対象に、居住満足度調査を実施、「いい部屋ネット街の住みここち＆住みたい街ランキング2024＜甲信越版＞」として集計したので、結果をお伝えしよう。
住みここちトップは2年連続で長野県諏訪郡原村！
長野県諏訪郡原村は、東京・名古屋の両都市にアクセスできる立地の良さを活かし、行政と住民が一体となり移住者への積極的な支援を行う「長野県移住モデル地区」に指定されている村だ。唯一偏差値70台の高い評価で昨年に引き続き今年も1位を獲得。
2位の山梨県中巨摩郡昭和町は、甲府盆地の中央部に位置。過去同じ中巨摩郡に属していた周辺町村は合併したため、現在、郡唯一の自治体となっている。中央自動車道甲府昭和ICがあり、180店舗以上入ったイオンモールなど、買い物施設も充実しているエリアだ。
3位の長野県上高井郡小布施町は、葛飾北斎が晩年に過ごした町だ。作品を収蔵した北斎館や、地域の名産品である栗を用いた多彩なお菓子や歴史的遺産を活かした観光まちづくりにより、年間100万人を超える観光客が訪れる。
景観を意識して住民主体で進める街づくりは「小布施方式」と呼ばれ、住みここちの良い街を形成するモデルケースにもなっている。
トップ5では、昨年7位だった長野県北佐久郡軽井沢町が今年は4位にランクイン。トップ4は、いずれも郡部の「村」や「町」という結果に。
因子別順位は以下の通り。
TOP10外の自治体の因子別順位トピックスでは、長野県北安曇郡松川村が、行政サービスと静かさ治安の分野で3位を獲得。防災分野では長野県南佐久郡佐久穂町が2位となっている。
新潟県では、新潟市東区が生活利便性で2位、南魚沼郡湯沢町は交通の利便性で3位、西蒲原郡弥彦村は親しみやすさで3位を獲得していた。
甲信越の居住者が住みたい街は3年連続で新潟県新潟市が1位！今住んでいる街の肯定派は74.6％
甲信越の居住者が住みたい街は3年連続で、新潟県新潟市が1位に輝いた。トップ5では、長野県の松本市と長野市がそれぞれ昨年から一つ順位を上げているが、顔ぶれは昨年と同様。
「住みたい街が特にない」55.7％、「今住んでいる街に住み続けたい」18.9％の合計74.6％で、昨年に引き続き今住んでいる街を評価する結果となっている。
調査概要
調査方法：株式会社マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収。
回答者：甲信越（新潟県・山梨県・長野県）居住の20歳以上の男女、2020年～2024年（一部の回答のみ2019年を追加）合計31,104名を対象に集計。
調査期間：
2024年2月21日（水）～3月14日（木）：2024年調査（回答者数：7,466名）
2023年2月17日（金）～3月15日（水）：2023年調査（回答者数：6,973名）
2022年3月8日（火）～3月29日（火）：2022年調査（回答者数：6,689名）
2021年3月17日（水）～3月30日（火）：2021年調査（回答者数：5,703名）
2020年3月17日（火）～4月3日（金）：2020年調査（回答者数：4,058名）
2019年3月26日（火）～4月8日（月）：2019年調査（回答者数：215名 ※2019年は一部の回答のみ使用）
計31,104名
関連情報
https://www.eheya.net/sumicoco/
構成／Ara
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