持ち家は一生ものの買い物だ。家族にとって、そして自分にとってベストな住まいにするべく、理想を詰め込みたいところだが、予算との兼ね合いで諦めなければならないこだわりもある。
では、不動産のプロの視点から見て、ファミリー世帯が一戸建て購入時に妥協しても問題ないポイントとはいったい何だろうか?
アットホームはこのほど、一戸建て購入を検討しているファミリー世帯に物件を紹介したことがあるアットホーム加盟店を対象に実施した調査結果をもとに、「不動産のプロに聞いた!『ファミリー世帯が一戸建て購入時に妥協しているポイント』ランキング」を発表した。
≪条件編≫第1位 「内装のデザイン」 35.4%
Q. 一戸建て購入を検討しているファミリー世帯が、妥協しても問題ないと思う物件の条件を教えてください。(複数回答/上位10項目)
不動産のプロである不動産会社の人に、一戸建て購入を検討しているファミリー世帯が妥協しても問題ないと思う物件の条件を聞いたところ、「内装のデザイン」が1位となった。不動産会社からは「リフォームやDIYで自分好みにできるため」「内装はシンプルでも家具で個性が出せる」といったコメントが多数寄せられた。購入後に変更できる部分なので、最も妥協できる条件といえそうだ。
2位は、「眺望が良い」で、不動産会社からは、「眺望は近隣の第三者所有地の建替え等により変化するため」というコメントが上がった。マンションとは違い、一戸建ては2階など低層が多いため、眺望より周辺環境などに重点を置くのも良さそうだ。
3位には「建物構造(RC造、SRC造など)」がランクインし、「断熱性・機密性が高い場合は妥協しても問題ない」といったコメントが上がった。
不動産のプロが伝授!一戸建て購入を検討しているファミリー世帯に向けたアドバイス(条件編)
・立地条件や間取り、敷地の広さ、交通量が多くないかを事前にチェックして検討されることをおすすめします。
・子どもが小さいうちは、デザイン性よりも使い勝手が優先するのがよいと思います。
・子どもが成長する前提の間取りを考えるとよいと思います。また、室内の動線を見逃すと家具の位置によっては使いづらくなりますので、ご注意いただければと思います。
・1階部分のみならず、外部からの侵入を防御できる構造を検討すべきです。