テクノロジーやコンサルティングなど、幅広い分野でサービスやソリューションを提供するアクセンチュアが「テクノロジー ビジョン2024」を開催。今回の主な題材は、「AI」の今後についてです。
平たくAIといっても、その活用事例はさまざま。画像を数秒で生成したり、文章の校正、検索のサポートをしてくれるツールのようなイメージを持つ人が多いかもしれませんが、今後数年間で、社会に根強く浸透していくことは想像に難くありません。
そんなAIの今後について、テクノロジー ビジョン 2024で語られた内容をわかりやすくご紹介します。
飛躍的進化を遂げるAIのいままでとこれから
AIの研究は、1990年台から少しずつ進んでおり、2019年から2024年の5年間で、表現能力は人間に近づいており、一部は人間を超える表現ができるようになってきています。
冒頭でも触れた通り、AIといえばエンタメコンテンツの生成や、検索のサポートなど、あくまで主役は人間であり、テクノロジーを使いこなすことが目的とされていましたが、AIの進化により、人間とテクノロジー(AI)がともに働けるようになってきています。
具体的には、生成AIが営業社員の行動をアドバイスしたり、就職、転職活動時の履歴書作成をアドバイスしてくれるといったサービスも登場し始めています。
自社データと生成AIを組み合わせることで、従業員が情報検索に要する時間を年間400万時間も削減できた企業もあるとのこと。
各企業が持っているデータをAIと組み合わせることで、検索エンジンに依存しない時代が到来。より優れたAIを持つ企業が、多くのユーザーデータを受け取れる時代になっていくと考えられます。