デジカメのように使えるスマホ「Xiaomi 14 Ultra」や、ハイエンドタブレット「Xiaomi Pad 6s Pro 12.4」で話題を呼んだXiaomi(シャオミ)が、新たに「POCO(ポコ)」ブランドから、スマホとタブレットを発売することになりました。
POCOは、Xiaomiの中でも独立したブランドで、テクノロジー好きや若い世代向けの製品を展開中。ブランド立ち上げから6年で、グローバル市場での出荷台数が6000万台を超えるなど、必要機能にフォーカスしながら、コスパを追求する製品展開で話題を呼んでいます。
日本では、2022年にゲーム機能に特化した「POCO F4 GT」を発売しており、2年ぶりの製品投入となります。
登場したのは、ハイエンドに近いスペックを搭載したスマホ「POCO F6 Pro」と、5万円切りの大画面タブレット「POCO Pad」。それぞれの特徴を見ていきましょう。
各方面にパワーアップした高コスパスマホ「POCO F6 Pro」
「POCO F6 Pro」は、POCOブランドの中でも上位となるモデル。POCOブランドには、機能を処理性能やゲーム機能などへ特化する代わりに、やや高額となる製品もありますが、本機は全体のパフォーマンスをバランスよく底上げした形です。
ディスプレイは6.67インチで、解像度はWQHD+(3200×1440)。リフレッシュレートは120Hzに対応しており、最大4000nit。手が濡れた状態でも誤作動を起こしにくい、「ウェットタッチディスプレイ」技術を採用しています。
大画面ディスプレイを搭載したモデルで、本体質量は約209gですが、背面が緩やかに湾曲しているため、手になじむ感触があります。そのため使っていて、あまり重さを感じるシーンはない印象です。
そして、本体はガラスデザインとされ、側面にメタルフレームを採用することで、高級感と堅牢性が両立されています。
搭載チップセットはSnapdragon 8 Gen 2。2023年に発売されたハイエンドスマホに多く搭載されているもので、処理性能は今なおトップクラスです。その高パフォーマンスを持続するために、「Liquid Cool Technology 4.0」という冷却機構を採用しています。
カメラは50MP F値1.6のメインカメラ、8MP F値2.2の超広角カメラ、2MP F値2.2のマクロカメラのトリプルカメラシステムを採用。
前機種比で採光部分が62%大型化した、1/1.55インチセンサーを採用するなど、堅実にアップデートされています。1秒あたり30枚の連写機能なども搭載されています。
バッテリーは5000mAhで、120W急速充電に対応。Xiaomiのスマホで、「神ジューデン」として話題を呼んだ、約19分で100%までの充電に対応しています。
販売価格は、メモリ12GB+ストレージ256GBモデルが6万9980円、12GB+512GBモデルが7万9980円となります。ここまで紹介してたスペックを見ればわかるように、ブランド理念に沿った、コスパに優れたスマホとなっています。