リアル回転寿司のお店、一緒に行きたい相手は「家族」「友人」!「上司」「部下」とは行きたくない?
リアル回転寿司に一緒に行きたい相手は、「家族」(70.0%)、「友人」(26.2%)、「一人」(21.1%)の順に。一緒に行きたい理由は、「気を遣わなくていい」「リーズナブルでおいしい」「好き嫌いがあっても楽しめる」となった。
一方、ワースト(一緒に行きたくない)1位は同率で「部下」「上司」という結果に。
調査概要
調査名:20 代~ 60 代男女に聞く、回転寿司調査
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の
20 代~ 60 代の男女 4 74 人(人口構成比で割り付け)
調査期間:2023 年 10 月
※構成比(%)は小数第2 位以下を四捨五入しているため、合計が 100 %にならない場合がある。
入店から退店までが「脳トレ」に!?脳神経内科医師の内野勝行先生に聞く、リアル回転寿司に行きたくなる理由
店舗で空席 の案内を待っている時は「今日は何を食べようかな」と考えます。昔の記憶をたぐり寄せて好きだった食べ物を思い出したり、今日のおすすめは何かなと想像したりする時は、脳の一番内側の海馬や 扁桃体 、つまり思考をつかさどる部分を使っています。
50 代・ 60 代は食の経験が豊富なため、記憶の量が多いと言えます。思い出や経験を引き出す時に使う扁桃体は、シニア世代の方が働きやすいですね。逆に 20 代は、この記憶経路を使わずに直感的に動こうとします。
お腹が空いた状態で 回転レーン を眺め、「どれにしようか」「さあ、食べるぞ」と考えている時 には、狩猟本能が刺激されてアドレナリンがたくさん放出されます。
また、 アドレナリンは、ピンチを感じた時に出やすいホルモンです。お寿司が誰かに取られないかとずっと見続けていると、脳内の海馬にある「場所細胞」が働きます。「場所細胞」は、何かのモノが特定の場所に滞在する時にのみ働く細胞です。
お寿司を食べている時や満腹になった時には、ドーパミンがたくさん出て快感や多幸感を得ます。食べ終わってからは、家族やパートナーと一緒にいる場で幸せを感じた安心感からオキシトシンが放出されます。
オキシトシンは、お母さんが赤ちゃんに授 乳する時や、好きな人とハグをした時にでるホルモンです。
このように 回転レーン のある回転寿司店には入店から滞在、退店まで、脳を活性化させる仕掛けがあると言ってよいでしょう。
関連情報
https://www.kurasushi.co.jp/
構成/Ara