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縦型洗濯機の人気を牽引してきた日立「ビートウォッシュ」20年の軌跡

2024.06.18

2024年度モデルの「ビートウォッシュ」ではこんな進化が

〇進化(1)・【衣類長持ち】ナイアガラ ビート洗浄

日立ユーザーが購入時に最も比較した点として約20%が「洗浄力」と回答、最も重視した機能として、約28%が「【衣類長持ち】ナイアガラ ビート洗浄」(以下、ナイアガラ洗浄)を挙げている。

ナイアガラ洗浄は、高濃度洗剤液(少ない水で洗剤を溶かして高濃度の洗剤液を作る機構)と大流量で高い洗浄力を生み出す洗浄方式で、布傷みを抑えてスピーディーに洗うことができる。

従来のナイアガラ洗浄は、低水位時に高濃度の洗剤液で洗って食べ物などの油汚れを落として、その後に水位を上げて大重量のシャワーで泥汚れを落とす2段階の工程だったが、最新モデルでは新たに「ナイアガラ2段シャワー」を搭載。

低水位の高濃度洗剤のときに、側面のスリットからシャワーを出すことによって、衣類全体に高濃度洗剤を行き渡らせて、洗いムラを低減(下記画像左)。低水位の後は上・下段のシャワーから洗剤液を循環させて衣類にたっぷり散布する大流量で洗いあげる(同右)。

2022年度モデルから搭載している、洗濯槽底面の回転羽根「ビートウィングプラス」は、表裏両面に機能が施されている。中央の穴から洗剤液を引き込む“センターウィング”で、しっかりと洗剤を循環させて浸透。

やさしく衣類の入れ替えを促進できる“ビートスロープ”により布傷みを軽減、衣類の色あせやほつれ、毛玉を抑えて洗い上げることができる。

ビートウィングプラスにより10kgの洗濯では、未搭載の機種よりも5分早く30分(標準コース)で洗い上げることが可能に。「おしゃれ着洗いコース」では、2023年度モデル(全自動洗濯機)の46分に比べ30分と大幅な時短となった。

高濃度洗剤液をしっかりと浸透させて洗うのでワイシャツの襟や袖口の皮脂汚れもきれいに落とし、衣類全体に高濃度洗剤液が行き渡るのでユニフォームの泥汚れも真っ白に。

布傷みも軽減され、ビートウィングプラス非搭載(下記画像左)では首回りや肩口に毛玉が目立つが、右の搭載型では毛玉はかなり抑えられているのがわかる。

〇進化(2)・新デザイン/使い勝手の向上

従来の12kgタイプで好評だった“透明窓”と“洗剤・柔軟剤の手動投入口一体化”を、2024年度モデルでは10kg~8kgの4機種にも搭載。透明窓から洗濯の様子が確認でき、洗剤・救難剤を手動と投入する際も1か所にまとまり使いやすくなった。

フルモデルチェンジした4機種は、投入口の高さを低くして、洗濯槽の深さを浅くすることで衣類が取り出しやすくなり、濡れた状態の重い洗濯物も楽に取り出すことができる。

糸くずフィルターは2か所から1か所になってお手入れが簡単に。洗剤・柔軟剤の自動投入も容量が増えて手間が軽減するなど、使い勝手の向上も新モデルの特長になっている。

〇進化(3)・新機能「化繊コース」

洗濯機はヒーターを搭載した「洗濯乾燥機」と、風を使って乾かす簡易乾燥機の機能が付いた「全自動洗濯機」がある。乾燥力が高いので時短に役立つと、近年徐々に人気が上がっているのが「洗濯乾燥機」だ。

タテ型洗濯乾燥機のみとなるが、新機能として「化繊コース」が搭載された。乾きやすい少量(1.5kg)の化繊衣類を、60分で洗濯から乾燥まですばやくできる。今日着ていくワイシャツがない、子どもが急に洗濯物を出してきたなど、急いで洗って乾かしたいときに便利な機能となっている。

2024年度モデル「ビートウォッシュ」はすべてオープン価格。想定価格は以下の通り。

全自動洗濯機:「BW-X120K(洗濯容量以下同12kg)」26万円前後、「X100K(10kg)」20万円前後、「BW-X90K(9kg)」19万円前後、「BW-V100K(10kg)」18万円前後、「BW-V80K(8kg)」16万円前後。

タテ型洗濯乾燥機:「BW-DX100K(10kg)」28万円前後、「BW-DV80K(8kg)」22万円前後。

【AJの読み】洗濯機市場の主流となっているタテ型人気を牽引する「ビートウォッシュ」

洗濯機を購入する際、ドラム式かタテ型か、というのは最初の選択肢になるが、タテ型のメリットとして、「洗浄力の高さ」「短時間で洗濯できる」「ドラム式と比べて省スペースで設置できる」「ドラム式より比較的価格が安い」などがある。

昨今はドラム式の人気が高いと思われていたが、「価格.com」の2024年1月時点の調査では、乾燥機能なし・あり双方を含めたタテ型洗濯機は6割にのぼり、タテ型の需要が伸びている。

圧倒的なシェアのタテ型だが、「ドラム式と比べて水量を多く使うため節水性が劣る」、「衣類が絡みやすいので傷めやすい」、「衣類の出し入れがしにくい」といったデメリットもある。

こうしたデメリットを軽減するために、日立が開発を続けてきたのが、第3世代のビート式を採用したビートウォッシュだ。

先の調査でも、使用している洗濯機メーカーのトップは日立となっており、主流であるタテ型洗濯機のおけるビートウォッシュ人気の高さが貢献していると考えられる。

取材・文/阿部純子

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