Appleは、日本時間2024年6月11日未明に行われた「WWDC24」にて、2024年内をめどに米オープンAIの対話型AI「ChatGPT」をiPhoneなど主力製品に組み込み、利用できるようにすると発表して話題となった。
では、現在の生成AIの利用動向はどうなっているのだろうか。NTTドコモ モバイル社会研究所は、全国の15~79歳の男女6440人を対象に、「2024年1月に生成AIの認知と利用動向」について調査を実施したので、結果をお伝えしよう。
ChatGPTの利用率15%!10代男性では5割超が利用
ChatGPTを「よく利用している・利用したことがある」が合計で約15%という結果に。また「聞いたことはある」という人も約半数いて、認知率(「よく利用している」「利用したことがある」含む)としては6割を超えていた。
図1. 生成AIサービス認知率・利用率調査
性年代別にChatGPTの利用と認知を調査したところ、どの世代でも男性のほうが女性よりもChatGPTを利用していることが明らかに。
10代男性は「よく利用している」「利用したことがある」で5割を超えていた。20代男性は「よく利用している」「利用したことがある」で約4割。若年層ほどChatGPTを利用していることが判明。
男性は30~70代までChatGPTを「聞いたことはある」と回答した人が5~6割。女性も70代で約3割、60代で約4割、50代で約5割がChatGPTを「聞いたことはある」と回答しており、幅広い世代にChatGPTの認知が広がっていることが伺えた。
図2. 性年代別 ChatGPTの認知と利用