ただ見ているだけでも最高に癒される馬たち
――日本では乗馬を趣味にしている人の7割が女性と言われていますが、どんな人が乗馬を趣味にされていますか?
小湊さん 動物好きな人や、自然の景観を楽しみたい人に向いていると思います。それこそゴルフに友達と行っているような人であれば免許もお持ちでしょうし、馬場でのレッスンではなく自然の景色を楽しめる外乗(がいじょう)を選べば、ビーチサイドや森林浴でマイナスイオンを浴びながら優雅に楽しむことができますよ。
――乗馬の魅力について教えてください。
小湊さん もうなんというか、私の場合シンプルなんですが、ただ見ているだけでも癒されます(笑)。馬は頭が非常に良く、共感性も高いです。実際に人の感情を読み取ることができるという研究結果もあります。
そんな生き物に対し”乗らせて頂く”というつもりで乗馬していますが、頭が良いが故に彼らは気を抜くとすぐサボりますし、外乗(がいじょう)中、自分が草を食べるためにサボれる乗り手かどうか見極めてきますから、騎乗中は自分が主であるという主張はしっかりさせて頂きます(笑)
小湊さん 本当に、気を抜くとすぐ草を食べますからね。一度食べたらその騎乗時間はもうほとんど言うこと聞かないと思っても過言ではないかもしれないです。それか最悪レッスン中寝だしたりします(笑)
ウエスタンとブリティッシュで使う馬具(ばぐ)も違うのですが、スタッフの方からの指示がない場合は、馬が痛くない範囲でしっかり手綱をコントロールしてあげて下さい。
あとは人馬一体になったときが最高に楽しいですね。
「言うことを聞いてくれた!頑張ってくれた!息がぴったり合った!」と思ったときはしっかり褒めてあげて下さい。ここまでくるともうすでに乗馬の虜になっていると思います。
私も初めて乗ったのは幼稚園生の時でしたが、思ったより乗ると目線が高くて、馬体は暖かく、特別な気持ちになれますよ。
――馬も可愛いですね!ぜひやってみたくなりました!今後のサイトの行方や、予定している企画があれば教えてください。
小湊さん サイトに関してはまだまだ改善を重ねていきます。写真の充実や口コミなども増やしていきたいので、行ったことのあるクラブを検索してみてぜひ口コミを書いて頂けると嬉しいです。
今後数年単位にはなりますが、乗馬クラブや牧場側の課題解決のための馬糞の回収と堆肥化や、ゴルフ場とのコラボなども検討しています。
高尚な趣味と思われがちですが、もう少しハードルを下げるというか、金額に見合う体験を重ねてクラブも乗り手も社会も三方良しの関係を目指していきたいです。ご興味ある方はどちらでも良いので、インスタにDMください。サイトへの広告・クラブ掲載などもお声がけ頂ければと思います。
――ありがとうございました!
日本初の乗馬サイト
BURN CARAMAN
インタビュー
小湊由貴さん
東京都千代田区出身。上野育ち。13年大手総合代理店入社後、関東とフィリピンを行き来し本格的に乗馬を学ぶ。営業とPRを経験し19年大手IT企業入社、在籍。趣味は乗馬、愛犬、ワイン。
文/柿川鮎子