茨城県のエクスプレス線、栃木県のJR東北新幹線、そして群馬県のJR上越新幹線など東京へのアクセスもよく、ベッドタウンとしても人気の北関東エリア。
日光東照宮、富岡製糸場といった歴史的遺産や、草津温泉をはじめとする温泉地など、さまざまな魅力にあふれている。
大東建託は、北関東(茨城県・栃木県・群馬県)居住の20歳以上の男女39,582名を対象に、居住満足度調査を実施、「いい部屋ネット街の住みここち&住みたい街ランキング2024<北関東版>」として集計したので、結果をお伝えしよう。
住みここちトップは茨城県「つくば市」
秋葉原まで最速32分という交通の利便性の高さでベッドタウンとしても評価の高い茨城県「守谷市」が、唯一偏差値70台の高い評価を得て6年連続で1位に輝いた。
守谷市は、利根川、鬼怒川、小貝川に囲まれ、水と緑に恵まれた台地の上に形成された市街地だ。関東鉄道常総線でJR常総線取手駅に接続可能だったところに、つくばエクスプレスが開業し、守谷駅から乗り換えなしで北関東にアクセスできるようになった。
その他の注目のポイントは、昨年11位だった群馬県北群馬郡吉岡町が、5位にランクインしているところ。
県のほぼ中央に位置し、前橋市に隣接しており、上毛大橋や吉岡バイパスなどの幹線道路網が整備されたことで、交通利便性が向上し、大型店舗をはじめとする商業施設も揃い、人口増加が続いている町だ。
北関東に居住している人が住みたい街TOP3は、東京23区・つくば市・高崎市
3年連続で、東京23区が1位に輝いた。2位のつくば市は日本国内最大級の学術都市であり、多数の研究機関がある。また、筑波山をはじめとし、公園も多数整備されている自然豊かな都市であり、都内へも1時間以内でアクセスできるなどみやすい街だ。
3位は、広大な関東平野の北端に位置する高崎市。古くから交通の要衡で商都として栄え、上越・北陸新幹線や関越・北関東自動車道など高速交通網の分岐点となっており、東京と日本海を結ぶ拠点都市として発展を続けている。
トップ5では、神奈川県横浜市が昨年6位から順位を上げて5位となっていた。また、「住みたい街が特にない」56.0%、「今住んでいる街に住み続けたい」17.1の合計73.1%で、昨年に引き続き、今住んでいる街を評価する結果となっている。
街の住みここちランキング2024<北関東版>自治体TOP10 因子別順位
TOP10外の自治体の因子別順位トピックス では上記のような結果に。
生活利便性の2位は群馬県伊勢崎市、3位は茨城県牛久市であった。 静かさ治安の1位は群馬県利根郡みなかみ町、2位は群馬県吾妻郡嬬恋村、3位は群馬県甘楽郡甘楽町。
物価家賃の1位は群馬県北群馬郡榛東村、2位は群馬県利根郡みなかみ町、3位は栃木県那須塩原市であった。防災の1位は群馬県利根郡みなかみ町、3位は群馬県北群馬郡榛東村が獲得している。
調査概要
調査方法 株式会社マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収。
回答者:北関東(茨城県・栃木県・群馬県)居住の20歳以上の男女39,582名を対象に集計。
調査期間:
2024年2月21日(水)~3月14日(木):2024年調査(回答者数:9,785名)
2023年2月17日(金)~3月15日(水):2023年調査(回答者数:9,055名)
2022年3月8日(火)~3月29日(火):2022年調査(回答者数:8,512名)
2021年3月17日(水)~3月30日(火):2021年調査(回答者数:7,090名)
2020年3月17日(火)~4月3日(金):2020年調査(回答者数:5,050名)
2019年3月26日(火)~4月8日(月):2019年調査(回答者数:90名 ※2019年は一部の回答のみ使用)
計39,582名
関連情報
https://www.eheya.net/sumicoco/
構成/Ara