「上野発の夜行列車」など日常の中でよく耳にする流行曲や懐かしい歌の中には、さまざまな駅名が散りばめられている。
馴染みのある駅や地域は安心や魅力を感じやすく、住まい探しにおいても大いに影響を及ぼす。
「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」は、6月6日の「邦楽の日」に合わせて「歌で思い出す駅名」ランキングを発表したので、結果をお伝えしよう。
歌をきっかけにその地に興味を持つことも!世代によって想起する街に変化があるのか?
「上野」が全世代で上位となっており、30・40代と50・60代では1位に、10・20代においても5位にランクイン。10・20代の1位は「北千住」で、回答者全員が曲名にあいみょんの「ハルノヒ」を挙げていた。
「東京」は全世代で2位にランクインしたが、駅名を想起した曲に関しては世代によってばらつきが見られる。
10・20代:1位は「北千住」、TikTokの話題曲で「渋谷」は3位に
10・20代における「歌で思い出す駅名ランキング」は1位「北千住」、2位「東京」、3位「渋谷」となった。
1位の「北千住」はあいみょんの「ハルノヒ」が「北千住駅のプラットフォーム」から始まることで思い出す人が多かったようだ。
北千住はTOP5にランクインした他の駅と比べると馴染みが薄い人も多いかもしれないが、下町情緒を残しながらも、東京メトロ千代田線をはじめとした5路線が乗り入れる足立区最大のターミナル駅でもある。
LIFULL HOME’Sが調査した「東京メトロの乗降人員10万人以上の駅における家賃相場が安い駅ランキング」(※1)では、「北千住」が1位となっており、交通利便性も高く、家賃相場も手ごろのため近年人気が上がっている。(※2)
2位の「東京」は全世代において2位にランクインした、いわば歌の常連駅だが、世代によって想起する曲に違いがあり、10・20代ではAyase「幽霊東京」、帝国喫茶「東京駅」などが挙がっていた。
3位の「渋谷」も「北千住」同様、10・20代のみでランクインした駅となる。TikTokを中心に人気を集める乃紫の「初恋キラー」で「渋谷で捕まえたハンサムボーイ」というフレーズがあることから想起した人が多かったようだ。
「渋谷」はファッションやエンタメの中心地として若者を中心に長年人気を集めているが、その人気を反映し家賃相場も142,000円と割高になっている。